スー・ジンジンは、血を見ると気絶してしまうが武術が達者な明るい女の子。ある日、幼い頃から片想いをしている師兄で作家のハン・ランのサイン会を訪れたジンジンは、そこでオレ様御曹司グー・ロンと最悪な出会いをする。大企業の跡取りになるのが嫌で会社から逃げようとするグー・ロンを社員たちが連れ戻そうと取り囲むが、その場に居合わせたジンジンは彼らを悪党だと勘違いして全員ノックアウト! グー・ロンはジンジンを自分のボディガードに採用し、さらには彼女の家に転がり込む。“接触恐怖症”なのに、なぜかジンジンだけはスキンシップOKなグー・ロン。最初はなにかと彼女をこき使っていたが、いつしか恋心を抱くように。そんなグー・ロンの気持ちに気づかないジンジンは、彼を冷たくあしらうが…!?
第1話 迷惑なご指名
兄弟子で人気作家のハン・ランのサイン会に駆けつけたスー・ジンジンは、車から降りてきた男のせいで着ていたセーターがダメになってしまう。男の名はグー・ロン、グー氏グループの御曹司だった。怒るジンジンを尻目にグー・ロンは会社の会議室へ向かうも、次期会長に指名されたことに反発して逃げ出す。再びグー・ロンと再会したジンジンは、彼を引き止めようとする社員たちを悪党だと勘違いし、全員ぶっ飛ばしてしまい…!?
第2話 お静かに
グー・ロンの正体がグー氏グループの御曹司だと知ったスー・ジンジン一家。今までの態度を一変させ、グー・ロンを下宿させるべく契約を結ぶが、それは同時にジンジンがグー・ロンの護衛となることを意味していた。グー・ロンのわがままな要求に辟易するジンジンだったが、友人のアイミーは “運命の出会い”だと言い、今後のドラマ的展開を予想する。半信半疑のジンジンだったが、後日グー・ロンから服を買いに行こうと言われて…。
第3話 人の恋路を邪魔するな
グー・ロンを母が勤めるエステに連れて行ったスー・ジンジン。母に横で指導してもらいながら、ジンジンはグー・ロンにフェイシャルエステを体験させ、高額なプランにさらに金額を上乗せした価格で契約させてまんまと大金をせしめる。夕食の食材を買いに出かけたグー・ロンとジンジンは、帰り道で出張帰りのハン・ランに遭遇。嬉しくて興奮したジンジンは、ハン・ランと早く家へ帰ろうとするが、背後からグー・ロンの業務命令が飛び…。
第4話 接触を保ち ひそかに観察
ハン・ランとアイミーの目の前でホー室長に追いかけられ、一緒に逃走したスー・ジンジンとグー・ロン。護衛をしていることをハン・ランに隠しておきたいジンジンは、自分はグー・ロンの助手だと押し通す。サイン会に同行しないかとハン・ランから誘われてジンジンは有頂天になるが、なぜかグー・ロンも一緒に行くことに。夕食前、ハン・ランがサイン会で着る衣装のアイロン掛けを引き受けたジンジン。しかし、大きな焦げ跡を付けてしまい…。
第5話 この気持ちは恋?
ハン・ランがサイン会に行っている間、近くの島へ渡ったスー・ジンジン。ジンジンはこの島でハン・ランに愛の告白をすることを決意していた。告白の場をドラマチックに演出しようと持ってきた写真や小道具で飾り付けを始めるが、同行したグー・ロンが何かと邪魔をする。ジンジンはグー・ロンに手出しをしないよう言い渡して作業を進めるが、思わぬ不注意からスズメバチの襲撃を受け、さらに戻りの最終の船の時間を間違えてしまい…。
第6話 なぜか心が苦しい
足を捻挫したグー・ロンをサポートするスー・ジンジンは、2人の距離が以前より近づいていることを感じていた。一方、アイミーからジンジンの恋に協力するよう言われたグー・ロンは、急に胸が苦しくなる。そんな中、ジンジンの父が妻との出会いを記念したパーティーを企画。準備にはハン・ランも呼ばれていた。買い出しに出かけたジンジンとハン・ランをひそかに追ったグー・ロンは、2人を見張るうちにまた胸が苦しくなり、卒倒してしまう。
第7話 抜け駆けアリ
ハン・ランは新刊発売のために出版社が企画したパーティーに主役として招待され、スー・ジンジンは同伴のパートナーとして連れて行ってもらえることになった。それを知ったグー・ロンは心中穏やかでなく、対策を練り始める。一方、ひょんなきっかけから知り合ったシエ・トーとアイミーだったが、誤解が誤解を生み、なぜか急接近。2人の仲は盛り上がり始めるが、肝心のところでまたシエ・トーのもとにグー・ロンから呼び出しの電話が入る。
第8話 昨日の夜 何があった?
上機嫌でパーティーの準備をするスー・ジンジンに、無意味な憎まれ口を叩くグー・ロン。結局シエ・トーに手配を頼み、自身も会場に駆けつける。そこにはバイ・アンロウの姿もあった。恋人として紹介されることを信じて疑わないジンジンだったが、ハン・ランの口から出たのは恋人ではなく妹のような存在という言葉だった。ショックで立ち尽くすジンジンに駆け寄ったグー・ロンは、突然、ジンジンは自分の恋人になる人だと言い放ち…。
第9話 そんなに迫らないで!
酒を飲んでベロベロに酔っ払ったスー・ジンジンを家まで連れ帰ったグー・ロン。翌日、ジンジンに昨夜のことを覚えているかと問いただすが、彼女の記憶はすべて飛んでいた。実は、酒に酔ったジンジンはグー・ロンの部屋のクローゼットに入り込み、あろうことか彼にキスまでしていたのだった。そのキスで心のタガが外れたグー・ロンは、ジンジンに告白して正式にアプローチを始める。しかしジンジンは、何か裏があるに違いないと疑って…。
第10話 全部 予想外!
ホー室長から逃げるため、夫婦のフリをしたグー・ロンとスー・ジンジンは、なぜか結婚写真まで撮ることに。グー会長にはグー・ロンが遊んでいるようにしか見えず、その意を受けたバイ・アンロウは、グー・ロンを必ず連れ戻そうと決意を新たにする。グー・ロンに惹かれていることを頑なに認めようとしないジンジンに対し、グー・ロンは他の女性と親密にすることでジンジンの嫉妬心を引き出し、恋心を自覚してもらおうと目論む。
第11話 本心に気づいて
昔の留学仲間と親密な様子を見せてやきもちをやかせようとしたグー・ロンだったが、スー・ジンジンはまったく意に介さない。この方法では効果がないと見て取ったシエ・トーは、わざとケガをしてジンジンの同情を買うようグー・ロンに助言する。血を見せることに気が進まないグー・ロンは風邪をひくことでジンジンを心配させようとするが、なかなか熱が上がらず…。そんな中、ジンジンがグー・ロンに借金をしていると両親にバレてしまい…。
第12話 ボスが恋人なんてあり得ない
グー・ロンへの想いを認めたスー・ジンジン。しかし、家柄の違いからバイ・アンロウや両親に反対され、やはり付き合えないと彼に告げる。納得できないグー・ロンは、金銭的に同等になればと考えてジンジンに口座番号と暗証番号を渡すが、彼女を怒らせてしまう。怒らせた理由を理解できなかったグー・ロンだったが、アイミーに諭されて自分なりに動き始め…。やがてジンジンは、近隣の人たちからグー・ロンへの感謝の言葉を聞くようになる。
第13話 カップルらしいこと
グー会長はグー・ロンを連れ戻すため、ホー室長にスー・ジンジンを連れて来させて金銭と引き換えに別れを迫る。その頃スー家では、ジンジンがいなくなったと大騒ぎになっていた。グー・ロンは近所の目撃証言から、グー氏グループの人間の仕業と気づいて会社に駆けつける。すると、ジンジンはホー室長らと乱闘の真っ最中だった。グー・ロンはそこへ現れた会長に自分の決意を伝え、ジンジンはグー・ロンがどんなに成長したかを話し…。
第14話 タニシ麺はすべてを救う
ひょんなことから一晩一緒に過ごすことになったハン・ランとバイ・アンロウ。だが朝を迎えるとアンロウはすげない態度に終始し、ハン・ランを困惑させる。一方、好物のタニシ麺を食べに行ったスー・ジンジンは店でグー会長に出くわす。ジンジンと話したグー会長は、その率直さに好感を抱く。そんな中、スー家は大家から、「道場を売るから出て行ってほしい」と宣告される。道場の購入希望者として一家の前に現れたのは、アンロウだった。
第15話 いつもあなたのそばに
退居を余儀なくされたスー家は、引っ越しの準備を始める。自分のせいで一家が追い出されることに罪悪感を覚えたグー・ロンは、自分が住んでいた高級マンションをひそかに差し出そうとするが、スー・ジンジンに見破られてしまう。そんな中、次の住人にきれいな状態で引き渡そうと、ジンジンの父は夜中に1人で家の修繕をしていた。起きてきたグー・ロンと酒を酌み交わしたジンジンの父は、しみじみと彼に祖父と向き合って話すよう諭し…。
第16話 噂の相手は僕1人
グー氏グループで護衛として働き始めたスー・ジンジンだったが、具体的な仕事は与えられないうえバイ・アンロウからは目の敵にされ、シエ・トーと付き合っているのではないかという噂(うわさ)まで立ってしまう。シエ・トーとの噂はグー・ロンとの関係を隠したいジンジンにとって渡りに船だったが、グー・ロンは恋人が他の男と噂になることが許せず、あの手この手で自分との仲をバラそうとする。そんな彼の態度にジンジンは反発し…。
第17話 彼の隣は私のもの
グー・ロンの商談の会食に同席したスー・ジンジン。しかし、そこにプロジェクトを外れたはずのバイ・アンロウがやって来る。商談相手のジャオ社長からあからさまに見下されたジンジンはいたたまれず離席するが、アンロウに冷たい言葉を投げつけられる。一方でグー・ロンもジャオの言動に腹を立て、会食を切り上げて提携も解消してしまう。別の資金源を探さなければならなくなったグー・ロンは出張に行くが、出張先にもアンロウが現れて…。
第18話 私の居場所
スリに狙われたところをスー・ジンジンに助けられたウィリアムは、グー氏グループが提携を考えていた企業の社長だった。交渉の席でウィリアムと再会したジンジンはグー・ロンらグー氏グループ幹部の前で見事プレゼンをこなし、提携を成功に導く。武術を趣味とするウィリアムはアメリカで中国武術を紹介するための映画も手がけており、ジンジンに出演を依頼する。スー家道場で行われた撮影は順調に進むかと思われたが…。
第19話 心の処方箋
スー・ジンジンはデザイン部の社内公募に応募するが、デザイン部部長のドゥー・ユーチュアンは彼女がグー・ロンの恋人であるという背景を嫌って落としてしまう。不合格通知を受け取り落ち込むジンジンをなんとか慰めようと、グー・ロンはシエ・トーとアイミーの協力を得て、ショッピングセンターへジンジンを連れ出し、次々と当たりくじを引かせる。ジンジンはすっかり立ち直るが、グー・ロンはひそかに不合格の理由をシエ・トーに探らせる。
第20話 恋も仕事も手に入れる
ドゥー・ユーチュアンと会社の倉庫に閉じ込められたスー・ジンジン。ジンジンは、助けを呼ぶことを諦めて壁面デザインについて考え始めたドゥー部長に呆れるが、ジンジンのひらめきがきっかけで彼は満足のいく作品を完成させる。しかし、完成した途端ドゥー部長はハシゴから落下し、手と足を負傷してしまう。ようやく倉庫から出られたジンジンは、ドゥー部長を病院へ連れて行き看病するが、そこへグー・ロンがやって来て…。
第21話 君を守れるのは僕だけ
スー・ジンジンの母が父を説得して、ジンジンとグー・ロンはついにマンションで2人きりの新生活を始める。互いの距離が急速に縮まってドキドキのグー・ロンをさらに後押ししようと、シエ・トーは精力ドリンクを持参する。アイミーはシエ・トーとの結婚話を進めようと職場に手作り弁当を持参するが、反応が鈍い彼にがっかりする。そんな中、ジンジンは自分が任されたイベントに打ち込んでいたが、データの流出事件が起こり…。
第22話 内通者は誰?
同僚のジャンがデータ流出の責任を取る形で退職してしまった。スー・ジンジンは他の同僚から疎まれるが、挽回の手だてもない。ジンジンの無実を信じるグー・ロンは取締役から突き上げられ、デザイナーのリン氏との話し合いも決裂、裁判沙汰になりそうな気配。そんな中、ジンジンのもとにアイミーから電話がかかってくる。シエ・トーが浮気していると聞いたジンジンは、グー・ロンとともにシエ・トーがいるというホテルに向かう。
第23話 丸腰では戦わない
スー・ジンジンの父の手料理を届けにハン・ランがジンジンとグー・ロンを訪ねて来た。ジンジンが席を立った隙に、ドゥー・ユーチュワンがジンジンに想いを寄せていることをハン・ランから耳打ちされたグー・ロンは不安に駆られる。創業祭のキャラクターデザインに悩んでいたジンジンにグー・ロンは、ジンジンのオリジナルキャラクターをベースにしたらどうかと勧める。見事その案が採用されて準備が進んでいくが、ドゥー部長は…。
第24話(最終話) 結婚してくれる?
イベントが大成功に終わったあと、グー・ロンは改めてスー・ジンジンにプロポーズする。ドレスや式場を決めるなど慌ただしく準備が進む中、感慨にふけるジンジンの両親とは対照的に、グー会長は早く孫が見たいとグー・ロンを急かすのだった。結婚式当日、道場で挨拶を済ませたジンジンとグー・ロンは式場に向かうが、2人を乗せた車がパンクしてしまう。式に間に合わないと焦るジンジンに、グー・ロンはある提案をする。