百戦錬磨の天才サギ師ジョングクは偶然出会ったミヨンに一目惚れし、トントン拍子でゴールイン!だが、新婚旅行に向かう車内でミヨンが刑事であることを告白!ジョングクはたちまち警戒し、ラブラブだったふたりの関係は一気に冷めていく。2年後、ミヨンは夫の正体に気づかぬままサギ師を捕らえるチームに配属。一方、妻に隠れて詐欺を続けるジョングクは、過去の因縁でヤミ金業者の女会長フジャに弱みを握られていた。政界の後ろ盾がほしいフジャは、彼を国会議員にしようと画策。従わなければミヨンを殺すと脅されたジョングクは愛する妻を守るため、なんとホントに立候補する羽目に…!
第1話運命の出会いは突然に
天才サギ師ヤン・ジョングクは、ヤミ金業界の大物パク・サンピルから大金を騙し取ることに成功。これを機に稼業から足を洗おうと決意して恋人にプロポーズするが、金を持ち逃げされてしまう。一方、元ヤンキーの女刑事キム・ミヨンは、張り込み中に恋人の浮気現場を目撃し、クラブで酔って大暴れ。ジョングクはクラブを追い出された彼女に声をかけ、酒を飲みに行く。その後2人は急速に惹かれ合い、お互いの職業を偽ったまま結婚するが…!?
第2話ダーリンは国民のヒーロー!?
ヤミ金業者の会長となったパク・フジャは、父サンピルの復讐を果たすべく、ジョングクの行方を追う。一方、ミヨンは犯人グループのリーダーが夫ジョングクであるとはつゆ知らず、不動産投資詐欺の現場に踏み込もうとしていた。そんな中、フジャの一味から逃れようとしたジョングクは連続殺人犯を偶然捕らえ、“勇敢な市民”として表彰される。フジャは一躍スターとなったジョングクに手出しできなくなり、あることを思いつくのだが…。
第3話愛する人を守りたい
気持ちがすれ違ってばかりのジョングクとミヨン。2人で居酒屋に行くも口論になり、ジョングクは1人で帰宅することに。ところが店を出た瞬間に拉致され、山奥に埋められそうになる。その場に現れたフジャは彼を監禁し、“勇敢な市民”の人気を生かして国会議員になれと命令。断ればミヨンを殺すと脅されたジョングクは、慌てて契約書にサインをする。フジャは当選3回の前国会議員キム・ジュミョンにジョングクのサポートを依頼するが…。
第4話ミッション・スタート
ジュミョンに正体を怪しまれ、自分はサギ師だと明かしたジョングク。ジュミョンは協力する条件として、寂れた商業ビルを相場の1.5倍で売り払えというミッションを下す。議員当選のため、ジョングクは仲間とともに再び不動産詐欺の計画を練り始める。一方、ミヨンは自分を襲った男がフジャの部下チェ・ピルジュだと知り、ベッキョンキャピタルの捜査を開始。ジョングクは妻の捜査網をかいくぐり、何とかビルを売却しようとするが…。
第5話ターゲットはお前だ!
ジョングクは、フジャとジュミョンの前でビルの売買契約書を破り捨て、議員選挙に出馬する身で不動産詐欺などできないと言い放つ。ところがその後、契約書が偽物だったことに気づくフジャ。一方、ジョングクはサギ師の父ヤン・シチョルに事情を打ち明けて協力を求め、本物の契約書を利用してフジャとジュミョンを陥れる作戦を実行する。これに気づいたフジャは、サギ師であることをミヨンにバラしてやるとジョングクを脅し、警察署を訪れるが…。
第6話疑惑のダーリン
ミヨンの猛反対を押し切り、再補欠選挙の出馬記者会見に臨んだジョングク。一方、ミヨンはベッキョンキャピタルの監視カメラ映像にジョングクが映っていたことを確認。かつて犯人を捕り逃した不動産詐欺現場にもジョングクがいたことを知り、思い悩んだ末に彼の選挙事務所を訪ねる。事務所でいくつもの不審な点に気づいたミヨンは…。そんな中、ジョングクは街頭演説を開始し、フジャは部下を使って各方面に賄賂をばら撒くが…。
第7話妻の誤解
ジョングクの秘密を誤解したミヨンは、彼をフジャのもとに引っ張っていく。ミヨンはフジャと2人きりで話を始め、部屋から追い出されたジョングクはハラハラしながら妻を待つが…。翌朝、出勤したミヨンはフジャが殺人を犯したという情報提供があったと聞き、捜査を担当すると名乗り出る。一方、ジョングクは選挙運動にまい進するが、事前世論調査の支持率は思った以上に低かった。すっかり気落ちしたジョングクは、父と酒を飲み交わして…。
第8話本音で語りましょう!
対立候補のカン・スイル、ハン・サンジンとともに討論番組に出演することになったジョングク。ジュミョンの台本に沿って準備を始めるが、書かれている内容に賛同することができず、身が入らない。彼の迷いに気づいたジュミョンは、サンジンを攻撃するよう指示。しかし放送開始直前、ジョングクはジュミョンの携帯電話に届いたメッセージを目にしてしまい…。一方、ミヨンはフジャの手下である殺し屋オ・ソンテクを逮捕し、取り調べを行うが…。
第9話偽りの証言
討論番組に出演したジョングクは、サンジンが公約を翻したことに激怒。2人で交わした会話の内容をぶちまけるが、サンジンは記憶にないとしらを切りとおす。スイルとの討論も白熱し、ジョングクは興奮のあまり自分はサギ師だと宣言するが…。一方、ミヨンはフジャを逮捕するが、殺されたはずのマ・サンボムが警察に登場。釈放されたフジャはジョングクを拉致し、これ以上支持率が下がれば命はないと脅す。そんな中、世論調査の結果が発表されて…。
第10話国民を笑顔に!
妻としてジョングクを支えるため、ミヨンは選挙活動に参加する。応援演説中にミヨンがスリを現行犯逮捕したことによって、ジョングクの人気は急上昇。冷えきった夫婦仲も回復し、2人は仲良く自宅に戻る。しかし、ジョングクが伝説のサギ師シチョルの息子であることにキム・ギョンエが気づいて…。一方、フジャはサンジンのもとを訪れ、自分と手を組めばジョングクを辞退させて当選を後押しすると提案。サンジンは彼女の提案を拒むが…。
第11話ダーリンの危機到来
フジャは自分のもとにやってきたサンジンに、ジョングクの正体はサギ師だと暴露。半信半疑だったサンジンはある人物の証言を聞き、フジャと手を組むことを決意する。フジャはまずスイルを陥れ、ジュミョンにはジョングクに立候補を辞退させろと指示。一方、ジョングクはフジャに呼び出され、明日の記者会見で辞退を発表するよう命じられる。ミヨンや仲間たちとともに選挙活動にまい進してきたジョングクは、今さら辞退などできないと抵抗するが…。
第12話打ち明けられない秘密
スイルはジュミョンの提案を受け入れ、出馬を辞退してジョングクを支持すると発表。腹を立てたサンジンはフジャを責めるが、あっさり切り捨てられてしまう。そんな中、ジョングクは自分を裏切った元恋人から連絡を受けて…。一方、サンジンはジョングクの学歴詐称に気づいたスタッフたちから、早急に記者会見を開いて世間に公表すべきだと迫られる。ミヨンが傷つくことを恐れたサンジンは会見の直前にジョングクと会い、辞退を勧めるが…。
第13話新天地でも波乱万丈!
サンジンを破り、選挙に当選を果たしたジョングク。初登庁の日を迎えるが、フジャからは利子制限法の廃止法案が国会を通過するまで何もするなと指示される。暇を持て余したジョングクは民生法案を作ろうと決意し、若手議員の飲み会に参加して人脈を広げようとするが、誰からも相手にされない。そんな中、ジョングクは市民たちから「マンションの分譲詐欺事件を解決してほしい」という嘆願を受け、仲間とともに犯人グループを追うが…。
第14話悪事は俺が暴く!
マンション分譲詐欺の犯人を捕らえ、大きな注目を集めたジョングク。ニュースを見たフジャは激怒し、すぐにジョングクを連れて来いとピルジュに命じる。安宿に身を潜めていたジョングクは、病院に入院してフジャから逃れようとするも失敗。企画財政部の長官を選任する聴聞会に出席しろとフジャに命じられ、仲間たちとともに長官候補の携帯電話をハッキングして情報を集めるが…。一方、ミヨンはフジャを逮捕するためにある作戦を実行して…。
第15話新たな協力者
ジョングクに次々と計画を邪魔され、怒り心頭のフジャ。ジョングクは利子制限法について学び、廃止法案の通過を阻止するために頭を悩ませる。そんな中、出所したフジャの姉パク・ジニはジョングクにある提案を持ちかけるが…。一方、ミヨンら捜査チームはサンボムの協力によって、ピルジュを捜し出すことに成功。しかし、フジャは捜査チームの刑事を買収し、ミヨンの動きを事前に把握していた。ミヨンに危険が迫っていると知ったジョングクは…。
第16話不正を暴け!
ミヨンに裏帳簿を発見され、ついに逮捕されたフジャ。ジョングクは「自分のやりたい政治をする」とジュミョンに宣言し、利子制限法廃止を阻止すべく議員たちの説得に乗り出す。ところが作戦はあえなく失敗、ジョングクはサンジンに協力を要請することに。サンジンはフジャの息がかかったキム・ナムファ議員に近づき、彼の弱点をつかむことに成功する。ジョングクは記者会見を開く準備を進めるが、これに気づいたナムファも反撃を開始して…。
第17話女王の復活
報道陣の前でジュミョンに悪事を暴露されたナムファは、国民党を除名される。利子制限法廃止法案の本会議が迫る中、ジョングクはサンジンのアドバイスを仰ぎ、対立する党の代表2人をホテルに軟禁。代表たちを協議させ、自分なりの方法で合意にこぎつける。ところがその頃、検察官の姉パク・ミヒの助けを得たフジャが出所。フジャはミヒとともに議員を脅迫して本会議を延期させた後、ジニに奪われた会社を取り戻そうと動き出すが…。
第18話(最終話)ダーリンの正体
記者会見を開き、サギ師だった過去を認めたジョングク。ミヨンは夫に長年騙されていたばかりか、ギョンエやサンジンがジョングクの正体を隠していたことを知ってショックを受ける。世間の風当たりが強まる中、ギョンエはミヨンの辞表をはねつけ、全責任を負って代わりに辞職。複雑な心境のミヨンはジョングクとともにフジャに立ち向かうことを決意する。やがてジョングクの逮捕同意案と利子制限法廃止法案を採決する本会議が開かれるが…。