20年前に殺害された母のダイヤのネックレス“女王の涙”が、競売にかけられたことを知ったウンガングループ会長のウン・ソヌ。オークション会場に潜入し、出品元を相方ヤン・ジンモと探っていた。一方、複数の仕事を掛け持ちしているトン・セラは、鷲よりも優れた“超視力”を活かしてカジノで働いていた。そこへ調査のため変装したソヌが来店し、変装を見抜いたセラは怪しむ。ソヌはネックレスの出品元の情報を得て、誤解して捕まえようとしてくるセラからなんとか逃げる。ひょんなことからソヌと再会したセラは彼のあとをつけると、豪邸に侵入するソヌを発見するが…。
第1話 最悪の出会い
ウンガングループの会長であるウン・ソヌは、20年前に消えた母親の形見ともいえるネックレス“女王の涙”のことを調べていた。オークション会場に“女王の涙”を出品したカン・チュンギルがカジノに出入りしていることを知り接触する。一方、鷲の視力を凌ぐ超視力を持つトン・セラはカジノでバイト中、怪しい行動をしているチュンギルとソヌを捕まえる。ソヌはチュンギルを逃す代わりに、どこで“女王の涙”を盗んだか聞き出そうとするが…。
第2話 目障りな存在
“女王の涙”の手がかりを追って、女優オ・アラの家に侵入したソヌ。それを見ていたセラの通報によって逮捕されてしまうが、弁護士でありソヌの探偵活動を手伝う相棒ヤン・ジンモの助けで警察から出られることに。そんな中、セラの親友サ・ナヒが経営するパン屋がジンモの事務所の一階に入居し、ソヌはビルから追い出そうとする。一方、セラはソヌの二重生活をネタにビルからの退去命令を回避し、オ・アラの家から出て行く人を見たと教える。その人物がオ・アラのストーカーだと分かったソヌたちは…
第3話 協力者を捜せ
セラはソヌに超視力がバレるが、それを茶化すように接してくる彼に苛立ちを覚える。一方、ソヌは心臓病を患っているチャン・ミンスの子であるハンビョルがオ・アラと彼の接点であることを突き止める。聞き込みをするため病院に向かうことにしたソヌだったが、ジンモの一声でセラも同行することに。病院内にオ・アラ失踪に関わる共犯者がいると考えたソヌは、セラと夫婦を装って病院内の関係者たちのアリバイを調べ始めるが…。
第4話 新たな事件発生
オ・アラの居場所を突き止め、ハンビョルが彼女の息子だと言い当てるソヌ。オ・アラから事件の真相を聞き出すが、“女王の涙”を持っていた男の正体を教えてもらえずに腹を立てる。一方、ハンビョルを海外で手術させたいオ・アラは隙をついてその場から逃走。追いかけたソヌが彼女を助けてあげると、ウンガングループの本部長カン・テジュンは危険だと忠告される。そんな中、セラの妹分ハン・スアがジンモの事務所を訪れて…。
第5話 超視力の代償
ソヌたちはスアを誘拐した犯人たちを捕まえるため高校生に変装し、大々的な作戦を計画。スアの救出に成功したソヌだったが、超視力を使いすぎるとセラの身体に負担がかかることを知り彼女を心配する。そんな中、テジュンの秘書となって彼の動向を探ることになったセラ。隠しカメラの設置に成功するが、初日からテジュンの横暴な態度に苦戦していた。一方、テジュンの行動を監視していたソヌは彼を尾行するが…。
第6話 密会を阻止せよ!
ソヌからテジュンのスマホデータをコピーするよう言われたセラ。一方、テジュンは父親であり副会長のカン・ワンスの怒りを買うが、セラの機転によって救われる。テジュンに気に入られたセラはなんとか彼のスマホデータをコピーすることに成功。ソヌはその情報から、テジュンが裏でやろうとしていることを阻止する。そんな中、ワンスの指示でお見合いをすることになったソヌ。ジンモに助けを求めると、セラが恋人のふりをしてお見合いの場に現れ…。
第7話 密告の真相
テジュンに正体がバレたセラはソヌとともに清掃員に変装して、社内の掲示板にテジュンの横領を告発して姿を消したキム部長を捜索することに。ソヌはキム部長に虐げられていた部下が怪しいと考えるが、まだ何か裏があると感じていた。一方、セラが変装して社内にいることに気づいたテジュンは彼女を追いかけるが、ソヌに阻止されてしまう。そんな中、キム部長行方不明事件の真相を突き止めることに成功したソヌだったが…。
第8話 会長を救い出せ!
ソヌはセラを家へ送る帰り道で見知らぬ男たちの襲撃に遭い、誘拐されてしまう。その光景を目撃していたセラは彼らを尾行しながら、ジンモに連絡してアジトを突き止める。一方、ソヌを痛めつけるためにピョン社長を雇ったテジュンだったが、ソヌを誘拐したと報告を受けて激怒。その会話を聞いていたワンスは、ソヌを始末するように命じる。そんな中、ソヌを救出したセラたちだったが、ソヌは追っ手から逃れるため1人で囮になり…。
第9話 写真の男を探せ!
緊急理事会を開き会長に就任しようとしたワンスだったが、ソヌとホン室長の計画で失敗に終わってしまう。さらに、証拠を揃えてテジュンを逮捕させたソヌは、ワンスの弱みを握ろうと考える。そんな中、セラが怪我をしたと聞いたソヌは慌てて彼女の家に駆けつける。ジンモの嘘だったことが分かり安心し、2人は穏やかな時間を過ごすのだった。一方、ホン室長はソヌが潜伏中に入手した写真の人物を見つけ、ソヌとセラはそこへ向かうが…。
第10話 終わらない悪夢
ソヌは母親の死後、ワンスがトダム児童養護施設のキム・ナムギュという男の子を留学させたと知り、彼を調べることに。一方、ワンスの指示でソヌのことを調べていた秘書のキム・ジェハは、セラがソヌにとって特別な相手だと報告する。そんな中、ナムギュの調査を進めていたソヌたちは、ジェハがナムギュだということを突き止める。ジェハはワンスが疑われないようにソヌからの質問に答えるが、ワンスから自分が必要とされていないと分かり…。
第11話 青い目の鬼
辛い時もそばにいてくれるセラと結ばれたソヌ。しかし、罪を認めて自殺未遂をしたワンスに疑問を抱き、ハン・グァンギに母親の事件の再捜査を依頼する。一方、ジェハはソヌが自分とワンスの関係を疑っていることを知って焦りを感じる。そんな中、セラとデートを楽しんでいたソヌだったが、ジェハの雇った刺客に突然襲われる。それを見たセラは助けに行こうとするが、遠くから自分を観察しているジェハを見つけて…。
第12話(最終話) 20年前の真相
ソヌはジェハから、セラを救いたければ1人で悲劇の始まった場所に来いと言われる。現れたソヌに、囚われているセラの映像を見せ、さらに母親を殺害した本当の理由を話すジェハ。それに激昂したソヌがジェハに殴りかかり、2人は死闘を繰り広げる。そこへ、超視力で危機を脱したセラがやって来て、なんとかジェハの身柄を警察に渡すことができた。真相を公にしたソヌたちだったが、探偵事務所には依頼の電話が殺到して…。