introduction

「ロマンスは夏色~恋愛の再発見!~ 」ウー・チェン×「太陽と月の秘密~離人心上~」 フー・イーシュエン  2大スター女優 豪華W主演!若い女性たちが働く繍坊で闇に葬られてきた、ある大罪――勇気あるヒロインが亡き親友の無念を晴らすために立ち上がる!7年前のミステリーと現在進行形の復讐劇が交錯するスリリングな展開から目が離せない、痛快復讐時代劇!

センセーショナルな内容に話題騒然! 高評価続出!微博(Weibo)ドラマ影響力ランキング1位!

  • 中国で幅広い視聴者の共感と支持を得てランキング1位!
    勇気あるヒロインと仲間たちが正義を求めて闘う痛快復讐劇

    多くの女性を傷つけ死に追いやる卑劣な犯罪を犯しながら、その事実を闇に葬り、法の手を逃れて栄華を誇る男。そんな彼に正当な裁きを与えたいと1人の勇気ある女性が立ち上がり、志を同じくする仲間を集めて臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の仇(あだ)討ちをやり遂げる── そんな誰もが共感できる痛快な復讐劇を描いた時代劇が多くの視聴者の共感と支持を集めてNo.1ヒット! Tencent Video(騰訊視頻)時代劇ドラマランキング6日間連続1位※1を記録した本作は、辛口評価で知られる豆瓣(douban)のユーザー評価で8.0の高得点を獲得して人気ドラマランキング1位※2をマークしただけでなく、中国最大のSNSである微博(Weibo)でもドラマ影響力ランキング1位※3となる大反響を巻き起こした。原作となった李薄繭(リー・バオジエン)による「九義人(原題)」は、敬愛していた大人から性被害を受けて心を支配されていく少女の“実話を基にした”と記された台湾のベストセラー小説「房思琪の初恋の楽園」※4と、これを書いて亡くなった作者・林奕含(リン・イーハン)へのオマージュとして執筆された時代小説。性被害を訴え出るも命を落としたヒロインの無念が、彼女と縁のある有志たちによって晴らされ、正義が果たされるまでの物語が綴られる。そんな時代を経ても変わらない社会問題にスポットを当てたテーマが、「清越坊の女たち〜当家主母〜」「夢華録(むかろく)」と同じく“今見るべき時代劇ドラマ”と評価され、強い信念と固い絆に支えられて巨悪に立ち向かう仲間たちの不屈の闘いが、魂を揺さぶる衝撃と感動を呼び起こした!
    ※1 猫眼専業版調べ ※2 豆瓣(douban)発表 ※3 Weibo(微博)発表 ※4 白水社より翻訳版が刊行

    7年前の真相が解き明かされるサスペンスと現在進行形の復讐計画
    スリリングなストーリーの先に待ち受ける爽快なラスト!

    7年前、若い女性たちが弟子として住み込みで働く繍坊・煙雨繍楼(えんうしゅうろう)で師匠・呉廉(ごれん)から性被害を受けたと、弟子の1人、藺如蘭(りんじょらん)が役所に訴え出る。だが、刺繍(ししゅう)の達人として皇太后にも作品を気に入られている呉廉は、地元の有力者である寧国公(ねいこくこう)夫人に守られており、藺如蘭は結局、非業の死を遂げる。7年後の現在、徐(じょ)家の夫人が亡くなりその後を継いだ孟宛(もうえん)は、優れた知恵と采配を見せて寧国公夫人のお気に入りとなる。実は彼女は煙雨繍楼の元弟子で藺如蘭の親友。かつて藺如蘭と同じ辛い経験をするも彼女を助けられなかったことを悔いる孟宛は、7年ものあいだ、呉廉に罪を認めさせるための復讐計画を練ってきた。そして今、彼女はその計画を手助けしてもらえると見込んだ仲間をひそかに集めて、危険かつ大胆な行動に打って出る! 本作は事件と裁判の行方を描く7年前のストーリーと、孟宛が復讐を始める現在のストーリーが1話ずつ交互に描かれていくユニークな構成が取られている。かつて法廷で呉廉の化けの皮をはがすことができなかったのはなぜなのか? 藺如蘭が悲劇の死に至ったのはなぜなのか? そんな過去のミステリーが徐々に紐解かれると同時に、孟宛の仲間が1人ずつ増えていき、何度も挫折を繰り返しながらも呉廉を追い詰めていく現在進行形の復讐のサスペンスがスリリングに描かれる。孟宛たちは7年後の今、どのように呉廉への仇討ちを果たすのか、数々の怒りと悲しみを乗り越えた末に訪れる結末に、思わず快哉を叫びたくなるはず!

    「ロマンスは夏色」ウー・チェン、「太陽と月の秘密」フー・イーシュエン
    実力と人気を兼ね備えた第一線のスターたちが見せる新境地の名演技!

    本作には実力と人気を兼ね備えた豪華キャストが集結! これまで「となりのツンデレ王子」「ロマンスは夏色~恋愛の再発見!~」といったラブコメ作品で活躍してきたウー・チェンが、亡き親友・藺如蘭のために長年の復讐計画を遂行していく孟宛役で、これまでのイメージを覆す成熟した演技を披露して高い評価を受けた。また、世を去ってもその遺志が人々に受け継がれていくもう1人の勇敢なヒロイン・藺如蘭を演じたのは、「親愛なる君主様」「太陽と月の秘密~離人心上~」のフー・イーシュエン。彼女は持ち前の明るさと可愛らしさを発揮するだけでなく、殻を打ち破る迫真の熱演を見せて視聴者を圧倒した。そのほか、「愛情公寓(原題)」シリーズで人気者となり近年では「それでも僕らは~チャオ家の軌跡~」などへの出演でも知られるリー・ジアハンが、孟宛の心強い仲間となる元捕頭・劉薪(りゅうしん)役に扮し、シリアスなシーンでもユーモアと洒脱さを失わない巧演で存在感をアピール。さらに、元祖時代劇美男として人気の高い「古剣奇譚〜久遠の愛〜」「大明皇妃-Empress of the Ming-」のチャオ・ジェンユーが、上品で素敵な顔の下に強欲さを隠し、悪徳の限りを尽くす刺繍の師匠・呉廉役に果敢に挑戦。視聴者の怒りを引き出す説得力のある演技で、最大の憎まれ役を見事に演じ切っている。

    「マリアージュ・ブラン」タン・ジンメイ、「雪華の炎~揺るぎない誓い~」バイ・シュー
    個性豊かなキャラクターたちを演じる脇役陣のアンサンブルも必見!

    脇役陣もお馴染みの顔から将来有望な新人俳優まで注目のキャストが勢ぞろい! 「嘘つきな恋人~Lie to Love~」「マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則〜」のタン・ジンメイが、差別される身分でも誇りを持って生きる妓女・柳三娘(りゅうさんじょう)役を生き生きと演じ、「劉皇后の仰せのままに」「雪華の炎~揺るぎない誓い~」のバイ・シューは、繊細に喜怒哀楽を表現して青年・李春風(りしゅんふう)役を好演。また、映画『修羅の街、飢えた狼たち』で俳優デビューしたばかりの新人ジャン・カンローがまっすぐな正義感を抱く捕吏・沈牧(しんぼく)役を爽やかに演じ、「掃黒風暴(原題)」で華鼎奨中国百強ドラマ最優秀新人賞にノミネートされたヤン・ユートンが復讐計画のキーパーソンとなる田小玲(でんしょうれい)役で鮮烈な印象を放つ。さらに「独孤皇后~乱世に咲く花~」「ママ友恋愛狂想曲」のハイ・ルー、「昼と夜」「あなたに片思い~キミとの距離0.6センチ~」のハン・イエジョウ、「美人制造~唐の美容整形師~」のシェレン・タン、「恋心は玉の如き」のホウ・チャンロンといった中堅からベテラン俳優までが素晴らしいアンサンブルを披露。劇中にはこうした芸達者な脇役たちそれぞれの見せ場となる心に響くエピソードが用意されているのも見逃せない!

    ウー・チェン(呉倩)

    1992年9月26日生まれ

    主な出演作

    • 「となりのツンデレ王子」(19)
    • 「プラチナの恋人たち」(21)
    • 「ロマンスは夏色~恋愛の再発見!~」(22)

    フー・イーシュエン(胡意旋)

    1995年1月31日生まれ

    主な出演作

    • 「親愛なる君主様」(18)
    • 「太陽と月の秘密~離人心上~」(20)
    • 「ナイショの契約婚~パパはロマンス中!?~」(21)

    STAFF

    • 監督:ザン・シーチュワン(臧渓川)「沈睡花園 シークレット・メモリーズ」

    STORY ストーリー

    あらすじ

    7年前、住み込みで刺繍(ししゅう)の技術を習う繍坊にて、師匠の呉廉(ごれん)から性被害を受けたと、藺如蘭(りんじょらん)が役所に訴え出る。しかし、皇太后にも作品を気に入られる刺繍の達人・呉廉は地元の有力者である寧国公(ねいこくこう)夫人に守られており、訴えを取り下げざるを得なくなった藺如蘭は非業の死を遂げる。7年の月日が経ち、藺如蘭の親友で、同じく呉廉の被害に遭った孟宛(もうえん)は、知恵と采配で寧国公夫人のお気に入りとなっていた。亡き親友の遺志を継ぎ、周到な復讐計画を練ってきた孟宛は1人ずつ仲間を集め、ついに呉廉への反撃を開始する! 真実と正義を求めるために始めた戦いの決着は、果たして!?

    第1話「藺如蘭りんじょらんの恋 煙雨繍楼えんうしゅうろうに散る」

    藺如蘭(りんじょらん)は大勢の仲間たちとともに煙雨繍楼(えんうしゅうろう)で繍女(しゅうじょ)として刺繍(ししゅう)を学んでいた。楼主の呉廉(ごれん)は腕の良さで知られ、繍女たちのあこがれの存在であり、藺如蘭もまた淡い恋心を抱いていた。ある日、繍女の1人、丁茹(ていじょ)が井戸で死んでいるのが見つかる。丁茹の死に疑問を抱いた藺如蘭は原因を調べようとするが、親友の孟宛(もうえん)にたしなめられる。どうしても納得できない藺如蘭は丁茹の部屋へ行くが、そこである薬の処方箋を見つけてしまう。

    第2話「じょ夫人 寧国公ねいこくこう府へ行く」

    7年後、孟宛は徐之暘(じょしよう)の側妻(そばめ)として暮らし、病床に伏す正妻の顧曼姝(こばんしゅ)を看病していた。ある夜、孟宛は藺如蘭が井戸の中へ落ちていく夢をみて、はっと目を覚ます。するとそこへ、顧曼姝が亡くなったことを侍女が知らせにくる。葬儀の準備が進む中、孟宛は山中のある場所を訪れる。それは、藺如蘭の墓だった。顧曼姝の遺言により、孟宛は顧曼姝の実妹として、徐之暘の正妻となる。そして正妻の身分を得た孟宛が向かったのは、寧国公(ねいこくこう)府だった。

    第3話「りん家の娘 恩師を訴える」

    7年前、淮州(わいしゅう)府の捕頭・劉薪(りゅうしん)は、丁茹の死を調べるために煙雨繍楼へやってくる。丁茹がただの事故死ではないことに気づいていた劉薪だが、遠回しに呉廉を恐喝し、心付けをもらっただけで帰ってしまう。一方、藺如蘭は孟宛が呉廉を誘惑したのだと思い込んでいた。だが孟宛によれば、呉廉は多くの繍女を手込めにしたという。藺如蘭が呉廉の部屋に押し入り、事の真相を問いただすと、呉廉は本性をあらわにした。藺如蘭は激しい怒りに震え…。

    第4話「劉薪りゅうしん 貴婦人を愚弄する」

    7年後、出獄の日を迎えた劉薪。劉薪が呉廉への恨みから復讐を企(くわだ)てるのではないかと考えた知府(ちふ)・陳之遠(ちんしえん)は、劉薪にバカな真似はしないよう言い聞かせる。しかし劉薪は、陳之遠の話に耳を傾けず、仲間たちの協力を得て、宴(うたげ)へ向かう呉廉の籠の前に立ちはだかる。陳之遠の配下に追い詰められ窮地に陥る劉薪だったが、暗闇から何者かの助けを得て逃げ延びる。矢文(やぶみ)に書かれた駅站(えきたん)へ向かった劉薪を待っていたのは、思いがけない人物だった。

    第5話「藺如蘭りんじょらん 直訴の太鼓をたたく」

    7年前、劉薪から証拠がなければ事件を審理できないと言われた藺如蘭は、丁茹の両親を訪ねて証言を頼む。だが事が表沙汰になるのを恐れた丁茹の父親にきっぱり断られる。意気消沈する藺如蘭の前に、袁(えん)家の家妓(かぎ)・柳三娘(りゅうさんじょう)が現れる。自らも呉廉に襲われかけたと語る柳三娘は証人になると約束する。そして、藺如蘭が堂鼓(どうこ)を叩(たた)いたことから審理が始まった。呉廉に手込めにされたと訴える藺如蘭に対し、呉廉は意外にもあっさり己の非を認めたのだが…。

    第6話「柳三娘りゅうさんじょう 若君を誘惑する」

    7年後、柳三娘は“潯州(じんしゅう)府の花魁(かかい)”と呼ばれ人気を誇っていた。ある日、柳三娘が雀園(じゃくえん)で客をもてなしていたところ、屋根から小汚い男が落ちてくる。何者かと尋ねると、男は藺如蘭の話を始める。それは、孟宛に言われてやってきた劉薪だった。劉薪は呉廉を倒す計画に協力してほしいと柳三娘に頼むが断られる。一方、呉廉は本物の易者を寧国公夫人の前に連れてきて、例の易者は詐欺師であり、何者かが自分たちの仲を裂こうとしていると訴える。

    第7話「夫人 夫に側妻そばめを迎える」

    7年前、捕吏だった沈牧(しんぼく)は、淮州府署へ赴任してくる。真面目な沈牧は賄賂を受け取る他の捕吏たちを見過ごせず対立する。呉廉を訴えた藺如蘭だったが、呉廉を誘惑した恥知らずだと罵られ落ち込んでいた。ある日、呉(ご)家の結納品を携えた一行が藺(りん)家に押しかけてくるが、藺家は結納品を突き返す。一方、孟宛が実家に帰ると、母が酒を飲んで暴れる父と喧嘩(けんか)をしていた。母から藺家に結納品が届いたという話を聞き、孟宛は急いで藺家へ向かうが…

    第8話「沈都頭しんととう 商船に乱入する」

    7年後、呉廉が刺繍品を密輸している証拠をつかむため、柳三娘と劉薪は密輸品を運ぶ船に乗り込む。都で皇城司(こうじょうし)の都頭(ととう)となった沈牧は、手下を引き連れて船に乱入し、呉廉とその仲間・趙寅(ちょういん)を捕らえ、船の中に監禁する。沈牧と交渉するために船へとやってきた孟宛は、7年にわたって雌伏してきた沈牧の言葉から、同じ志を持つ者と知る。そこで密輸ではなく、藺如蘭をはじめ多くの繍女たちを踏みにじった罪で呉廉を追い込むべく計画を持ちかける。

    第9話「藺如蘭りんじょらん 再び汚名を着る」

    7年前、藺如蘭の元許婚(いいなずけ)・王六郎(おうりくろう)が突然やってきて、藺如蘭を口汚く罵る。藺如蘭は県令の息子を誘惑し、失敗した途端に相手を中傷したと言うのだ。いわれなき汚名を着せられた藺如蘭は、福元(ふくげん)寺へ厄払いに行く。その際、深手を負った馮大(ふうだい)を見つけ、善意から手当てをしていると、女子(おなご)たちが現れて2人は逢瀬を楽しんでいたと騒ぎ立てる。この件のせいで藺如蘭の縁談が難しくなったことを知った馮大は、恩返しにと藺家を訪れて求婚するのだが…。

    第10話「馮大ふうだい 過去の冤罪えんざいを訴える」

    7年後、孟宛は華獅鏢局(かしひょうきょく)で鏢師(ひょうし)として働く馮大のもとを訪ね、ある人物をさらってきてほしいと頼む。それは、務めを終えて都へ報告に向かう途中の提点刑獄公事(ていてんけいごくこうじ)・婁明章(ろうめいしょう)だった。馮大はひと芝居打って婁明章を陳之遠のところへ連れていく。婁明章は呉廉と趙寅の刺繍品密輸の件で陳之遠を問いただし、職責を疎(おろそ)かにした陳之遠に停職処分を下す。一方、寧国公夫人は陳之遠の停職を知って焦りを募らせ、孟宛に何か策はないかと相談する。

    第11話「趙訟師ちょうしょうし 法廷でわなに掛ける」

    7年前、糸商「黄記(こうき)」を女手一つで大きくする夢を持つ黄嬌嬌(こうきょうきょう)は、煙雨繍楼からの仕事を一手に引き受けることに成功する。一方、呉家から妾として迎えるための結納の品が藺家に届き、受け取ってしまった両親に藺如蘭は激怒する。孟宛の従兄で訟師(しょうし)の趙玉誠(ちょうぎょくせい)の協力を得て、再び審理の場に臨む決意を固めた藺如蘭のもとに、丁茹の母が娘の遺品の手巾(しゅきん)を届ける。煙雨繍楼での屈辱を記したその手巾を証拠に、藺如蘭は2度目の審理に立ち向かおうとする。

    第12話「こう店主 淮金繍わいきんしゅうを献上する」

    7年後、煙雨繍楼の注文を断った黄嬌嬌は、報復を恐れていた。だが呉廉は7年前の事件の訴状を街中に貼られ、それどころではない。寧国公夫人は呉廉を救うべく、婁明章の懐柔を図る。婁(ろう)夫人に一点物の煙雨繍・白鶴穿雲(はくかくせんうん)を贈り、婁夫妻のために宴まで開いたのだ。だが宴が始まってすぐ、なぜか白鶴穿雲をまとった妓女(ぎじょ)たちが現れ、寧国公夫人のもくろみは失敗に終わる。激怒した寧国公夫人が呉廉を見限ったことから、黄嬌嬌は煙雨繍楼の後釜を狙う。

    第13話「藺如蘭りんじょらん 花嫁衣装に刺繍ししゅうする」

    7年前、李春風(りしゅんふう)は牢獄(ろうごく)の中にいる劉薪(りゅうしん)に煙雨繍楼(えんうしゅうろう)で何が起きているのかと尋ねる。煙雨繍楼で刺繍(ししゅう)を学ぶ、幼なじみの田小玲(でんしょうれい)が気がかりだったのだ。一方、2度目の審理も失敗し、呉廉(ごれん)に嫁ぐために騒ぎを起こしたのではないかと家族からも疑われることになった藺如蘭(りんじょらん)は、意気消沈していた。また、母親から堕胎薬を飲まされて審理に行けなかった孟宛(もうえん)は、母親が家を空けた隙に趙玉誠(ちょうぎょくせい)のもとを訪ね、なぜ裏切ったのかを問いただす。

    第14話「李秀才りしゅうさい 梅花図を盗む」

    7年後、科挙合格を目指す書生・李春風は、学問そっちのけでスリや無銭飲食を働き、暮らしを立てていた。捕頭だった頃に李春風の手癖の悪さを見逃してあげていた劉薪は、煙雨繍楼へ侵入する任務を彼に持ちかける。黄記(こうき)刺繍店が寧国公(ねいこくこう)府から大口の注文を受けたことを知った呉廉は、寧国公夫人のもとを訪問する。すでに呉廉を見限った寧国公夫人は、ただの客と商人の関係に戻ることを呉廉に宣言。呉廉は孟宛が陰で動いていることを察知する。

    第15話「七夕祭 月下に世を嘆く」

    7年前、煙雨繍楼に在籍していた田小玲は李春風に淡い恋心を抱き、彼の科挙合格を祈る。一方、孟宛は母親が藺如蘭との家出の計画を邪魔していたと知り、藺(りん)家へと駆けつけるが、門前払いされてしまう。それでも藺如蘭が呉(ご)家に嫁がされる事態だけは阻もうと、孟宛は煙雨繍楼に入り込み、藺如蘭との婚姻を取りやめるよう呉廉を脅す。孟宛に説得された藺如蘭の兄・藺朗(りんろう)も両親に破談を勧めるが、藺如蘭は呉家への輿(こし)入れこそが己の望みだと断言する。

    第16話「夜 清水せいすい庵に旧縁を訪ねる」

    7年後、孟宛たちは落梅図を頼りに証人集めをしていたが、かつての繍女(しゅうじょ)たちは皆、口をつぐみ何も語ろうとしない。ある日、李春風は落梅図に田小玲の名前を見つける。激しく動揺する李春風だったが、孟宛たちに田小玲との過去を打ち明ける。田小玲なら証人になってくれるかもしれないと考えた孟宛たちは、それぞれの人脈を使って、彼女の行方を捜し始める。そして、田小玲の両親が都で茶楼を営んでいることを突き止めるのだが…。

    第17話「藺如蘭りんじょらん 煙雨繍楼えんうしゅうろうに嫁ぐ」

    7年前、藺如蘭は自分で縫った花嫁衣装に身を包み、側妻(そばめ)として呉家に嫁ぐ。これまでの裁判騒ぎは自分の若さゆえの過ちだったと呉廉に許しを乞う藺如蘭は、言葉巧みに彼を誘い出し、煙雨繍楼の最上階へと連れて行く。孟宛は藺如蘭から預かっていた文(ふみ)を、約束どおり彼女が嫁いだ日の夜に捕吏の沈牧(しんぼく)に渡す。藺如蘭の文には、自分の命が危ないのですぐに煙雨繍楼へくるようにと書かれており、沈牧と孟宛は急いで煙雨繍楼に向かう。

    第18話「七義人しちぎじん たもとを分かつ」

    7年後、証言を求められた被害者の1人が自害を図る。孟宛が心に生じた迷いを正直に打ち明けると、柳三娘(りゅうさんじょう)は激しく反発し、無理やりにでも田小玲を連れてくると言い放つ。それを聞いた李春風は激怒し、柳三娘を罵ったあげくに刀まで抜く。その後、柳三娘は呉廉に呼び出され、7人の仲間のうちの1人が呉廉に寝返ったと告げられる。さらには重要な証拠の落梅図が盗まれたことから7人は疑心暗鬼に陥り、解散しようと口々に言い出す。

    第19話「少年 刺繍ししゅうに心を奪われる」

    呉廉は取り戻した落梅図を眺めながら、幼い頃の出来事を思い出していた。呉廉の両親は不仲で喧嘩(けんか)が絶えず、彼は両親の愛を知らずに育った。唯一の心のよりどころは父の側妻・陳映雪(ちんえいせつ)だった。刺繍が上手な彼女の影響で、呉廉は自然と刺繍に興味を持つ。呉廉が陳映雪に刺繍を教えてほしいと頼むと、陳映雪は父親に知られないことを条件に応じる。しかし、しばらく経ったある日、呉廉が部屋へ戻ると、庭に刺繍品がばらまかれていて…。

    第20話「名人 刺繍ししゅう大会で権力を示す」

    煙雨繍楼が主催する刺繍大会が淮州(わいしゅう)府で開催されることになった。この刺繍大会を見事に成功させ、その功績によって官位を手にし、孟宛たちの追及を逃れるのが呉廉の目的だった。柳三娘が呉廉に捕らえられたことを知った孟宛は、ばらばらになった仲間たちを再び呼び集めるため、合図の花火を打ち上げる。柳三娘をおとりに使い、仲間をおびき寄せようとする呉廉の企(たくら)みを知りながら、孟宛たちは刺繍大会へ乗り込む計画を進める。

    第21話「一難 去ってまた一難」

    柳三娘の死を嘆き悲しむ孟宛たちだったが、その遺志を継ぐべく次の作戦に着手する。煙雨繍楼の火事で売り物を失った商人たちを焚(た)きつけ、呉廉に怒りをぶつけるよう仕向けたのだ。呉廉は何とか厳しい追及をかわしたものの、文繍院(ぶんしゅういん)の閻(えん)院使(いんし)から後任の座を諦めろと突き放される。一方、婁明章(ろうめいしょう)から淮州府に長居できないと告げられた孟宛は新たな証人を立てるため、文(ふみ)を4通したためる。そのうちの1通を田小玲に渡すよう李春風に頼むが、拒まれてしまう。

    第22話「山を下り 過去と向き合う」

    呉廉は文繍院の院使の座を得るため、今度は妻の実家である章(しょう)家の人脈を頼ることを思いつく。そして章家を訪ね、「章榕児(しょうようじ)は貞操を守らない女だと世間に言いふらす」と義母を脅迫する。章榕児は離縁状を書いてくれるなら手を貸すと言うが、呉廉は成功したら離縁すると約束する。一方、孟宛たちは実家へ向かう章榕児の馬車を止め、清水(せいすい)庵へと連れて行く。なぜ呉廉を守り仕官の道を与えたのかと問い詰めると、章榕児はついに重い口を開き…。

    第23話「淮州わいしゅう府事件を再審理する」

    都へ戻る婁明章を何としても引き止めるため、孟宛たちは街角で馬車がくるのを待ち構えていた。しかしそのとき、思いがけず馬車の前に進み出たのは、尼寺から出てきた田小玲だった。呉廉を陵辱の罪で告発し、7年ぶりの再審理にこぎ着けた孟宛は、徐之暘(じょしよう)に離縁を申し出る。審理前日の夜、黄記刺繍店に身を寄せた孟宛を狙い、呉廉に忠誠を誓う腹心・呉安(ごあん)が侵入する。謎の人物からの文を受け取った趙玉誠は、再び淮州府へとやってくる。

    第24話「義人ぎじんたちともしびで長夜を破る」

    田小玲は呉廉を断罪できず肩を落とすが、孟宛たちは世間を味方につけられたうえ、まだ機会はあると励ます。一方、寧国公府には皇太后の命(めい)が届く。呉廉の件で罪に問われることを案じた寧国公夫人だったが、孟宛の秘策のおかげで赦免されて胸をなで下ろす。さらに婁明章に対しても淮州府で呉廉を裁くよう勅命が下る。孟宛は再審理を前にして婁明章を煙雨繍楼に連れて行く。煙雨繍楼の奴婢(ぬひ)たちはとうとう重い口を開き、真実を語り始める。

    第25話「九義人きゅうぎじん ひとときの夢に浸る」

    もし呉廉が円満な家庭で育っていたら、煙雨繍楼での事件は起きなかったのだろうか…。そんなもしもの世界で、少年・呉廉は仲睦(むつ)まじい両親と陳映雪に囲まれ、幸せな日々を過ごしていた。食材の善し悪しを見抜く天性の才能をいかして、呉廉は菓子職人の道へ進む。そして、さらなる商いの拡大のために都へ進出する。一方、孟宛は、酒乱の父と離縁した母と幸せに暮らしていた。また、町の豆花(トウファ)店の女将(おかみ)・宋初柳(そうしょりゅう)のそばには、夫・劉薪の姿があった。

    EPISODE

    配信&RELEASE&OA

    配信

    U-NEXTにて
    独占先行配信開始

    第1話〜第12話 2024.3.6 [Wed]
    第13話〜第25話 2024.4.5 [Fri]

    RENTAL

    Vol.1~6 2024.5.3 [Fri] RELEASE
    Vol.7〜13 2024.6.5 [Wed] RELEASE