introduction

  • 「尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~
    シュー・カイが1人2役に挑戦!
    1つのドラマで“陰”と“陽”
    2つのシュー・カイが楽しめる♡
    ファンにはたまらない一石二鳥ドラマが
    誕生!

    「雪華の炎~揺るぎない誓い~」ほか数々の作品で主演を務め、日本でも絶大な人気を誇るイケメンスター俳優シュー・カイ。今や中国ドラマには欠かせない存在である彼が今回、タイプが正反対な2つのイケメンキャラクターを演じ分け、1人2役に挑戦! やんちゃで明るい少年・越今朝(えつきんちょう)は、妹分だと思っていたヒロインに淡い恋心を抱くように! 一方、ミステリアスで薄幸な公子・扁絡桓(へんらっかん)は、仮面で顔を隠し陰ながらヒロインを見守る切ない恋を繰り広げていく。それぞれのロマンスが絡み合ってドラマティックに展開していき、やがてヒロインをめぐる三角関係に発展! 彼らの恋の行方は? そして、同じ顔の越今朝と扁絡桓にはどんな因縁があるのか、謎に包まれた関係にも目が離せない!

    「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」
    ユー・シューシンがシュー・カイと
    豪華共演!
    可愛さ満点のドリームカップルが誕生!

    シュー・カイの相手役には、「若様!私がお守りします」「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」ほか、さまざまなロマンス時代劇でヒロインを演じている若手人気女優ユー・シューシン。天真爛漫な少女を演じたら右に出る者はいない彼女が、本作でもその持ち味を存分に発揮! かつての記憶を失い、自分の正体すら分からないという状況でも明るく無邪気に生きる少女・越祈(えつき)を演じ、愛らしい魅力で多くの視聴者の心を掴んだ! 1995年生まれの同い年で、ともに最強のビジュアルを持ち、ラブコメを得意とするシュー・カイとユー・シューシン。最高にキュートなカップルが見せる抜群のケミストリーに釘づけになること間違いなし!

    ときめきと切なさが交差するトライアングル・ロマンスと失われた記憶を探す冒険が
    壮大な世界観で描かれる
    アクション・ファンタジー時代劇!

    目覚めたときには過去の記憶をすべて失っていた越今朝と越祈。3年後、自分たちの素性と過去を知るため放浪していた2人は、越今朝の左目に見える予知をきっかけに壮大な冒険の旅に出る! 苦楽をともにするうち、越祈への恋心に気づく越今朝。しかし旅の途中、自分と顔がうり二つの医師・扁絡桓と出会ったことで、運命が大きく動き出し…。人気RPGゲーム「仙剣奇侠伝」シリーズの6番目をドラマ化した本作。越今朝&越祈&扁絡桓のトライアングルロマンスと、仲間たちと力を合わせて悪に立ち向かっていく冒険ストーリーが合わさり、ノンストップで展開。やがて彼らの素性と過去、課せられた使命が明らかになっていき、パラレルワールドにまで広がる驚愕の真実にたどり着く! VLinkage 配信ドラマ再生指数ランキング13日間連続1位ほか、さまざまな配信サイトのランキングで1位を獲得した、アクション・ファンタジー時代劇!

    「与君歌~乱世に舞う運命の姉妹〜」
    リウ・グオナン監督のもと、
    最旬の美男美女キャストたちが集結!
    サブキャラクターたちの恋がドラマの展開をさらにアツくする!

    「麗王別姫~花散る永遠の愛~」や「与君歌~乱世に舞う運命の姉妹〜」の監督リウ・グオナンのもとに集結した、美男美女キャストたちの活躍にも注目! 男装の当主・洛昭言(らくしょうげん)役を「白玉無瑕<はくぎょくむか>~恋とミッションは若様と〜」のワン・ポンが好演! そんな彼女を優しく支える狼妖(ろうよう)・閑卿(かんけい)役には「千古の愛、天上の詩」フー・シンボー。そして、旅の仲間になる青年・居十方(きょじっぽう)役を「九齢公主~隠された真実~」ジョウ・リージエが演じ、「今宵、若様は恋におちる」ジアナイナー演じる公主・朔漩(さくせん)との恋を熱演! また、「秀麗伝〜美しき賢后と帝の紡ぐ愛〜」ワン・ズールイ演じる顧寒江(こかんこう)と、「安楽伝」バイ・ビンコー演じる明繍(めいしゅう)の師弟ロマンスも見逃せない! さらに、オーディション番組「創造営2021」出身のイケメン俳優シュエ・バーイーが洛昭言の双子の兄・洛埋名(らくまいめい)を演じ、重要キャラクターとしてストーリーを盛り上げる!

    シュー・カイ(許凱)

    1995年3月5日生まれ

    主な出演作

    • 「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」(18)
    • 「尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~」(22)
    • 「雪華の炎~揺るぎない誓い~」(23)

    ユー・シューシン(虞書欣)

    1995年12月18日生まれ

    主な出演作

    • 「若様!私がお守りします」(20)
    • 「月光変奏曲〜君とつくる恋愛小説〜」(20)
    • 「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」(22)

    STAFF

    • リウ・グオナン(劉国楠)
      「麗王別姫~花散る永遠の愛~」
      「与君歌~乱世に舞う運命の姉妹〜」

    STORY ストーリー

    あらすじ

    3年前に記憶をすべて失った状態で目覚めた越今朝(えつきんちょう)と越祈(えつき)は、思い出せない自分たちの素性と過去を探すため江湖(こうこ)を渡り歩いていた。左目で未来を見ることができる越今朝はある日、西域の地・盈輝堡(えいきほう)にいる赤い衣の男が過去の糸口を握る人物だと予見。早速2人は、その男を捜しに盈輝堡へ向かうことに。到着した先で越祈は、ひょんなことから洛家荘(らっかそう)の当主・洛昭言(らくしょうげん)と出会う。洛昭言はまさに越今朝が予見した赤い衣の男だった。邪教・啓元(けいげん)宗を倒そうとする洛昭言と手を組むことになった越今朝と越祈は、啓元宗の拠点である浮金堂(ふきんどう)に乗り込む。しかし、そこで越祈の身に不思議な現象が起きて…。

    第1話 赤い衣の男

    3年前、烏岩(うがん)村で目覚めたときには記憶を失っていた越今朝(えつきんちょう)と越祈(えつき)。2人は過去を探し求めて放浪している。左目で未来を見ることができる越今朝はある日、過去を知る鍵となる人物として赤い衣の男を予見。盈輝堡(えいきほう)で出会った洛昭言(らくしょうげん)は、まさに予見した赤い衣の男だった。過去を探るため、2人は邪教・啓元(けいげん)宗を倒そうとする洛昭言と行動をともにし、啓元宗の拠点である浮金堂(ふきんどう)に乗り込む。しかし、そこで越祈は、信徒から溟主(めいしゅ)としてあがめられて…。

    第2話 初めて流した涙

    自分の体に魂魚(こんぎょ)が融合したことも、溟主と呼ばれることも、越祈自身はまったく身に覚えのないことだったが、啓元宗の聖宣(せいせん)は2人を知っているようだ。溟主という過去への糸口をつかんだ越祈と越今朝は、さらに多くの糸口をつかむため洛昭言から離れまいとする。一方、洛昭言は無邪気な越祈が悪の権化・溟主とは思えないものの、過去の記憶がない2人への疑いを捨てきれず、彼らの素性を探るために洛家荘(らっかそう)の屋敷に連れて行くことにする。

    第3話 当主の妹

    西域(さいいき)の洛家荘を訪れた越祈と越今朝。越祈が洛家荘の結界に足を踏み入れたとき、洛昭言の双子の兄・洛埋名(らくまいめい)が腕にはめた熱海(ねっかい)の鍵が光を放った。九泉(きゅうせん)の1つである熱海と越祈とのあいだに何らかの関係があることに気づいた洛埋名は、越祈に親しげに接し、過去の記憶を聞き出そうとする。浮金堂で押収した帳簿から啓元宗の拠点が落日(らくじつ)村にあると知った越今朝たちは、過去につながる啓元宗と溟主の秘密を探るため、落日村へ向かうことにする。

    第4話 謎の名医

    洛(らく)家への怒りが収まらない越今朝は、洛昭言たちを置いて落日村に発つ。しかし、越祈のわがままで結局、彼らとともに旅をすることに。道中、ある男が啓元宗に虐げられていた。男を救おうと奮闘するが、高驍(こうぎょう)が操る蠍(さそり)に手こずる越祈たち。そこへ、与青山(よせいざん)の掌門(しょうもん)・顧寒江(こかんこう)の弟子である明繍(めいしゅう)とその遊歴に同行していた閑卿(かんけい)が現れて越祈たちを救う。新たな仲間を得た一行は、落日村の謎めいた名医・扁絡桓(へんらっかん)を訪ねるが、なぜか越祈は彼に親近感を覚える。

    第5話 仮面の奥のまなざし

    越今朝と似ている扁絡桓に初対面のときから親近感を覚えていると、洛昭言に秘密を打ち明ける越祈。しかし洛昭言は、どう見ても別人だと反論し、前にどこかで会ったことがあるのではないかと逆に問う。洛昭言はさらに、熱海について知っているかと探りを入れるが、越祈は越今朝の言いつけを守り知らないふりをする。そのやりとりを物陰で扁絡桓が聞いていて…。その後、越今朝ら仲間6名は一堂に会し、啓元宗を捕らえるための作戦を立てる。

    第6話 夕焼けに舞うちょう

    毒で重症に陥った越祈を解毒するため、扁絡桓は誓いを破り禁断の術を使った。おかげで越祈は無事に回復したが、聖宣かもしれない扁絡桓が越祈を救ったことで越今朝たちの疑念はますます深まる。扁絡桓が聖宣なら、啓元宗の人間がなぜ越祈を助けたのか。溟主かもしれない越祈と扁洛桓には何か関係があるのか。扁絡桓の素性を探れば越祈と越今朝の過去が分かるかもしれないと考えた洛昭言は、洛埋名に探らせるため扁絡桓を洛家荘に招待する。

    第7話 それぞれの思惑

    洛昭言が洛埋名を訪ねたとき、再び呪いの発作が起きる。洛昭言は洛埋名に生命力を吸われるが、それでもこの呪いを受け入れると断言する。一方、何とかして扁絡桓の素性を突き止めたい越今朝は、閑卿とともに彼に会いに行く。その頃、洛埋名は呪いを解く方法を聞き出すため、扁絡桓を八角(はっかく)塔へと誘い込んでいた。案の定、九泉について熟知していた扁絡桓。洛埋名はさらに、越祈の師匠なのではと彼に問うが、そのやりとりを越今朝が耳にして…。

    第8話 毒の正体

    越今朝ら一行は客桟(かくさん)で食事をとるが、席に着いた洛昭言が体調を崩したため、予定を変更して急遽宿泊することになった。越今朝は同じ日に洛昭言が2度も発作を起こしたことに違和感を覚え、扁絡桓に疑いの目を向ける。その直前に扁絡桓が手にしていた白い花に糸口があるとにらんだ越今朝は、閑卿に相談を持ちかける。また、扁絡桓が落とした草細工の魚を見て、越祈の過去と何らかの関係があるのではないかと疑念を募らせていた。

    第9話 守るべき約束 返すべき恩

    綺里小媛(きりしょうえん)の攻撃で崖から川に落ちた越今朝だが、越祈が助け出したことで幸いにも無事だった。しかし運の悪いことに啓元宗の一行に出くわし、高驍が操る震鰩(しんよう)と戦うことになる。別人のような越祈の活躍で震鰩を倒して高驍らは退散したものの、越今朝は重傷を負って昏睡状態に陥ってしまう。一方、与青山を訪れた洛昭言は、幼い頃に自分が閑卿から妖力を譲られていたこと、またその件で父の洛望平(らくぼうへい)が閑卿との約束を反故(ほご)にしていたことを知る。

    第10話 3年前の誕辰たんしん

    目覚めると、川で越祈の身に異変を感じたことを思い返す越今朝。顧寒江らが助け出す前にすでに朔漩(さくせん)が2人を手当てしていたと知った越今朝は、彼女への疑惑を深める。2人の無事を見届けた洛昭言は、閑卿との気まずい関係を避けて啓元宗の拠点を探るのを口実に1人で江寧(こうねい)に向かう。自らが守護する無垢(むく)の鍵が越祈に反応したことに気づいた顧寒江は、越祈と越今朝が目覚めたのは3年前の7月14日だと越今朝から聞くと、一行を無垢に連れて行く。

    第11話 初めての口づけ

    越今朝は、越祈と絆を深めれば霊犀(れいさい)術の威力も増すと顧寒江から聞く。絆を深めてみようと越祈に持ちかけた越今朝は、月夜の下で愛の詩を詠むが越祈に想いは伝わらない。肩を落とす越今朝だったが、2人はたまたま唇を重ねてしまい…。一方で明繍は、なぜ3年前、木槿(むくげ)の木を法術で除いたのかと顧寒江に問う。顧寒江の返答に納得できない明繍は彼に抱きつき、愛慕の情を打ち明ける。しかし顧寒江はきっぱりとその想いを拒み、すげなく突き放す。

    第12話 恋心の行方

    景安(けいあん)で啓元宗の信徒が起こした騒ぎを収めた一行は、正武盟(せいぶめい)の敷地に足を踏み入れる。すると、居十方に目を留めた同門の輩が機巧堂(きこうどう)とその堂主である居十方を嘲(あざけ)る。居十方が帰郷を渋ったのはこのせいだったようだ。その後、越今朝らはひとあし先に正武盟に来ていた洛昭言と合流。盟主(めいしゅ)である左冠人(さかんじん)と改めて挨拶を交わし歓待される。左冠人によれば、正武盟は何年も前から啓元宗と敵対しているが、なおも多くの謎を抱えているという。

    第13話 2人の今朝きんちょう

    扁絡桓(へんらっかん)が自分とうり二つであることに驚く越今朝(えつきんちょう)。居十方(きょじっぽう)たちが駆けつけると、扁絡桓は飛び去る。一方、洛昭言(らくしょうげん)に簪(かんざし)を贈り、彼女の秘密を知っていることを明かす閑卿(かんけい)。洛昭言は、女子であることを皆にどう明かすべきか戸惑うが、事実は意外なほど簡単に受け入れられた。衡道衆(こうどうしゅう)に戻った扁絡桓は、越祈(えつき)たちに正体を知られたことで嬴旭危(えいきょっき)から叱責される。罪を認めようとしない扁絡桓に、嬴旭危は「お前は過去で越今朝が未来だ」と告げ、厳しい罰を与える。

    第14話 空に浮かぶ街

    越今朝たちは罠(わな)だと知りながら地図に示された場所へ行く。そこは龍晶(りゅうしょう)を採掘する鉱坑だった。程なく臨淵(りんえん)が現れたため問い詰めるが、突然、何者かの仕業により崩落が起こる。身を挺して越祈を守った越今朝は、自分はどんな存在なのかと越祈に問う。越祈は戸惑うが、2人きりのときに答えると告げる。越今朝たちは臨淵を捕まえ、真相を打ち明けるよう迫る。最初はとぼけていた臨淵だが、ついに観念して越祈の驚くべき素性を明かす。

    第15話 別れの決意

    馭界枢(ぎょかいすう)に戻った葛清霏(かつせいひ)は、臨淵が烏岩(うがん)村に来ていたということは、衡道衆が龍晶を集める目的に天晴之海(てんせいしかい)が気づいているはずだと嬴旭危に報告。また、啓元(けいげん)宗を追っている越今朝が衡道衆にたどり着くのは時間の問題だとして、越今朝に扁絡桓の素顔を見られてしまったことにも懸念を示す。そこへ療養中の扁絡桓が現れ、高驍(こうぎょう)を新しい宗主(しょうしゅ)に据えたうえで早急に啓元宗を潰そうと提案するが、嬴旭危からは啓元宗の差配から外れるよう命じられる。

    第16話 正武盟せいぶめいとの連携

    啓元宗を倒すためには正武盟(せいぶめい)の協力が必要だったが、閑卿の件があったあとでは、まともに話を聞いてもらえそうにない。そこで越今朝は一計を案じ、「負けたら相手の言うことを聞く」という条件で居十方とともに決闘を挑む。その結果、2人は勝利し、盟主の左冠人(さかんじん)は手を携えて啓元宗を討つことに同意。居十方は、自分が勝利したことを左冠人が喜んでいたと聞き、自信を取り戻す。一方、越今朝は、越祈がそばにいないことで心が晴れずにいた。

    第17話 ひとときの夢

    扈生(こせい)の術を解くため、柷敔(しゅくぎょ)の識海(しきかい)に入り込んだ越祈は、そこで恐ろしい姿の柷敔を目にする。思わず逃げようとするが、襲われて深手を負ってしまう。一方、扁絡桓はひそかに天晴之海へ行き、霧魂(むこん)で眠っていた越祈の傷を癒やす。すると、なぜか越祈の記憶は3年前へと戻る。越今朝を忘れ、扁絡桓が己の師であることを覚えていたのだ。扁絡桓はこれぞ天が与えてくれた機会だと考え、越祈と存分に羽を伸ばし、胸の内を言葉にして貝殻へと吹き込む。

    第18話 宝剣

    越祈はいつも自分にきつく当たる朔漩(さくせん)にその理由を尋ねる。すると朔漩は、越祈に母親を奪われたのだと告げる。驚きを隠せない越祈に朔漩は、自分の本当の母親は禺(ぐ)族の前女王・聆夜(れいや)であること、その聆夜がいかにして天晴之海を築きどのような最期を迎えたのか、また鯤(こん)である柷敔が新たな女王になったいきさつを語って聞かせる。朔漩の話を聞いた越祈は、朔漩こそが天晴之海の少君(しょうくん)にふさわしいと柷敔に告げ、外の世界に飛び出す決意を固める。

    第19話 邪教の正体

    啓元宗の総壇(そうだん)に乗り込んだ越今朝は誤った指示を出し、仲間を死傷させてしまう。越祈は意気消沈する越今朝を励まし、高驍と対決することに。啓元珠(けいげんしゅ)に操られた信徒のしつこい攻撃に苦戦するも、越祈がその啓元珠を除くと信徒は正気を取り戻す。その後、越祈は驚くべき変化を遂げ、それを目にした左冠人は越祈を捕まえようとする。そこへ姿を見せた嬴旭危が皆の前で啓元宗に関する真相を暴くが、だまされていたと知った信徒は自暴自棄になり…。

    第20話 師弟それぞれの想い

    越今朝と越祈は、互いの愛を確かめ合い永遠に離れないと約束する。一方、馭界枢に戻った扁絡桓は、窓辺で酒を飲みながらもの思いにふけっていた。嬴旭危が部屋に入ってくると、総壇で越祈との共鳴を継続させてくれたことに謝意を伝える。しかしその真意は、越今朝の共鳴術が扁絡桓を超えたことを思い知らせるためだったと告げられる。その頃、景安(けいあん)では顧寒江(こかんこう)の死期が刻一刻と迫っていた。閑卿は顧寒江に最期の時間を明繍(めいしゅう)と過ごすよう助言する。

    第21話 燃え上がる嫉妬心

    嬴旭危は柷敔を陥れるべく偽造した熱海(ねっかい)の鍵を洛埋名(らくまいめい)に渡し、洛埋名の協力を得る代わりに血縛(けつばく)の解き方を教える。一方、仲間を連れて洛(らく)家に戻ってきた洛昭言。明繍が龍潭(りゅうたん)に行きたいと洛埋名に力添えを頼んだことで、洛昭言が熱海の存在を彼らに話したと洛埋名は知る。洛埋名は、ある贈り物を洛昭言に渡し…。翌日、洛埋名は越今朝たちを龍潭に案内するが、なぜか洛昭言の姿が見えない。実は、洛昭言は洛埋名によって拘束されていた。

    第22話 命の交換

    洛埋名の怒りを買い洛家を追われた洛昭言は、深手を負った閑卿を支えて外に出る。兄妹の問題に巻き込んだうえ、命の危険にさらしたことをひたすら謝る洛昭言に、閑卿は平静を装い優しく声をかける。しかし洛昭言は、洛埋名があれほどまでに恨みを募らせたのは自分のせいだとして、なおも自分を責め続ける。その頃、顧寒江を生き返らせようと記憶の迷宮に入り込んでいた明繍は、顧寒江との思い出の場面を見せられていたのだが…。

    第23話 再びの予見

    柷敔は越祈に、臨淵は越今朝らに、衡道衆と天晴之海の関係と越祈の過去をそれぞれ明かしたが、越今朝の過去については「残酷すぎる」として、かたくなに話そうとしない。人質として馭界枢にいるはずの越祈が、なぜ越今朝と人界で目覚めたのか。約定による衡道衆と柷敔の関係が分かった今、柷敔らが口を閉ざすなら真相を知る者は恐らく衡道衆にしかいない。所在を知る者のない衡道衆を一行が捜そうとしたとき、越今朝の左目が未来を予見した。

    第24話 美しきたまの正体

    熱海を手に入れたい柷敔と、柷敔を抑え込みたい嬴旭危が洛家を訪れた。洛埋名は嬴旭危と打ち合わせたとおり柷敔の前で芝居を打ち、嬴旭危が熱海の鍵を預かる代わりに血縛を解く方法を教えるということで話がまとまる。一方、朗莫(ろうばく)は啓元珠のせいで衰弱した妻を救おうと妖獣を捜していた。越今朝たちに助けを求めるが、なす術がないと言われて絶望する。その頃、扁絡桓たちは、朗莫を利用して越祈と越今朝をさらおうと一行を待ち受けていた。

    第25話 自由の代償

    芒宛寨(ぼうえんさい)で扁絡桓(へんらっかん)に重傷を負わせた罰として、綺里小媛(きりしょうえん)は嬴旭危(えいきょっき)から3日間の禁足を命じられる。子供には重すぎる罰だと葛清霏(かつせいひ)は訴え、自分が扁絡桓を止めなかったからだと涙を流す。嬴旭危は葛清霏の頬を伝う涙を拭おうと手を伸ばすが、直前で思いとどまる。一方、西域(さいいき)の洛家荘(らっかそう)では大祭の刻限が迫っていた。八角(はっかく)塔から賑わう洛家荘の街並みを見おろす洛埋名(らくまいめい)は、この平和な光景もじきに消えてなくなるのだと言い放ち、祭壇に上がるが…。

    第26話 美しい記憶の裏側

    馭界枢(ぎょかいすう)に赴いた洛埋名は、柷敔(しゅくぎょ)の立ち会いのもとで熱海(ねっかい)の鍵を衡道衆(こうどうしゅう)に渡したが、一方で意図を持って柷敔と禺(ぐ)族に近づく姿勢を見せる。越今朝(えつきんちょう)は、連れ去られた越祈(えつき)の身を案じながらも、衡道衆や天晴之海(てんせいしかい)の所在が分からぬ以上なす術(すべ)がなく、今は柷敔や嬴旭危が動きを見せるのを待つしかない。洛家荘の惨劇を目の当たりにした洛昭言(らくしょうげん)は深く傷ついた。閑卿(かんけい)とともに洛(らく)家を離れようとしたとき、敵(かたき)討ちを叫ぶ洛家荘の民が押しかけてくる。

    第27話 贖罪しょくざいに生きる

    洛昭言が父親を殺したと思い込んでいる洛寧(らくねい)は、敵を討つべく洛昭言に襲いかかる。とっさに身を挺(てい)して洛昭言を守った洛埋名は深手を負い、彼女の腕の中でその生涯を閉じる。洛埋名の隠し部屋に入った洛昭言は、自分の描いた絵がすべて秘蔵されていたことを知って驚く。洛埋名が血縛(けつばく)を解いたのは自分のためではないかと考えて苦しむ洛昭言に、閑卿は彼の罪を一緒に償おうと慰める。そして、洛昭言は意を決して街に出るが…。

    第28話 知りたかった真相

    越祈との再会を果たした越今朝は、嬴旭危たちから長年の計画の核心となる己の過去のすべてを聞かされる。事の始まりは、柷敔が禺族を救うために霧魂(むこん)を血縛し、衡道衆が集めた啓元珠(けいげんしゅ)を吸収していたこと。啓元珠によって柷敔が自制心を失えば六界(りっかい)の壊滅は免れないため、暗黒の念に支配された場合は衡道衆が柷敔を殺してもよいという取り決めをしていたと言う。その懸念が現実になろうとしている今、2人には残酷な運命が待ち受けていたのだった。

    第29話 最初で最後の贈り物

    越今朝と越祈を3年前の人界に送り込むため、霧魂に入らせてほしいと柷敔に頼む嬴旭危。柷敔は難色を示したものの、歴史は変えられないと聞いて熱海の鍵を差し出すことを交換条件に許す。霧魂に入った越今朝たちは時の流れに従って過去へ戻り、3年前の自分たちに同じ行動を取らせるべく落日(らくじつ)村に足跡を残した。そして、3年前の越祈を連れ出すため、衡道衆に戻った越今朝と越祈と扁絡桓。最後に越祈と2人きりになった扁絡桓は…。

    第30話 消えゆく存在

    越今朝たちは3年前の帰墟(ききょ)へとやってきた。扁絡桓の命と引き換えに越今朝を誕生させるためだ。だが、そうすれば扁絡桓の存在ごと完全に消え、誰からも忘れられてしまう。扁絡桓は残酷な事実を前にして、率直に心の葛藤を打ち明ける。一方、明繍(めいしゅう)は3年前の顧寒江(こかんこう)に会いに行く。3年前のある出来事をきっかけに顧寒江が自分につれなくなったことがずっと明繍の心に引っかかっていたのだ。すると明繍の目の前で、顧寒江は思いも寄らぬ行動を取る。

    第31話 荒ぶる神獣

    馭界枢で目覚めた越今朝は、一瞬自分がどこにいるのか分からなくなる。加えて、時のはざまから戻って以来、体が休まらない日が続いている感覚に襲われていた。しかし、扁絡桓の存在とともに過去の記憶が塗り替えられていることを当の本人は知るよしもない。越今朝が越祈と卵のせ麺をめぐって言い争っていると、綺里小媛が現れる。約束していた蜻蛉(とんぼ)を早く編んでほしいとせがまれて違和感を覚えながらも、越今朝は言われるままに編んでみせる。

    第32話 決戦前夜

    越今朝たちから衡道衆との協力を申し入れられた左冠人(さかんじん)だったが、啓元宗を操って民を苦しめていた衡道衆と手を組むことは受け入れ難かった。しかし、民を守るという本来の目的のため、最終的には手を組んで柷敔を倒す決意をする。それぞれが準備を整える中、居十方(きょじっぽう)は二十歳の誕辰(たんしん)を迎えるが、決戦を前にして十分な祝いはできそうにない。その頃、仕掛けの動きを確かめる居十方のもとに差出人不明の文(ふみ)が届く。差出人に会いに行った居十方は…。

    第33話 大切な人を守るために

    朔漩(さくせん)に深手を負わせるという役目を負った居十方は、彼女に勝負を挑みに行く。まずは豆包(とうほう)を使って朔漩と戦うが、豆包を木っ端みじんにされてしまう。居十方は悲嘆しながらも、己に射かける朔漩に向かっていく。そして思いの丈を打ち明けたあと、驚くべき一手を打つ。居十方の置き文と返ってきた亡骸(なきがら)で事の次第を知った越今朝たちは、悲しみに打ちひしがれる。一方、朔漩も居十方から贈られた組み木を取り出して、彼との過去を思い出し…。

    第34話 誇りと使命

    明繍は皆に黙って無垢(むく)に来ていた。鯤(こん)に3カ所あるとされる急所の位置を予見しようとするが、守護者の鍵を所持しているにもかかわらず何も見ることができない。そこで初めて真理を悟った明繍は、思い切った行動に出る。一方、葬風原(そうふうげん)で自らの使命を果たすために臨淵(りんえん)が率いる禺族の軍と死闘を繰り広げていた左冠人は、絶体絶命の危機に陥っていた。そこへ越今朝らが駆けつけるが、熱海を追ってきた柷敔と対峙することになり…。

    第35話 戦い終わって

    念(ねん)剣を持つ使命を悟った越祈は果敢に戦い、幻術に惑わされそうになりながらも、柷敔を眠らせることに成功した。越今朝と越祈は七夕を過ごすために思い出の地である景安(けいあん)へ向かい、閑卿と洛昭言は明繍とともに与青山(よせいざん)へ帰っていく。衡道衆では深手を負った葛清霏が昏睡に陥ろうとしているが、すでに今の嬴旭危には葛清霏を助ける力もない。それぞれが失った者の大きさを受け止めきれずにいる中で、越祈もまた、かつてない喪失感と闘うことになる。

    第36話(最終話) それぞれの道

    天晴之海にやってきた越祈は、朔漩が生命力を欲する柷敔の本能を抑えていることを知る。そのために朔漩は熱海の力を求めていたのだ。越祈は己の霊力で柷敔の本能を抑えたうえ、少君(しょうくん)の座を朔漩に譲る。こうして柷敔と禺族は時の禁錮(きんこ)に入ったため、人界に平和が訪れた。己の役目を果たし、仲間たちに別れを告げる越祈。生命力の大半を失っていた洛昭言は、閑卿とともに長寿の術を探す旅に出る。そして、明繍は師匠が眠る与青山へと戻り…。

    EPISODE

    配信&RELEASE&OA

    配信

    U-NEXTにて
    独占先行配信開始

    第1話~第12話 2024.10.2[Wed] 配信開始
    第13話~第24話 2024.11.6[Wed] 配信開始
    第25話~第36話 2024.12.4[Wed] 配信開始

    RENTAL

    Vol.1~6 2024.10.2[Wed] RELEASE
    Vol.7〜12 2024.11.6[Wed] RELEASE
    Vol.13〜18 2024.12.4[Wed] RELEASE

    SELL

    DVD-SET 1

    2024.10.2[Wed]
    RELEASE

    17,600円(税抜16,000円)

    GNBF-5898/第1話〜第12話/6枚組

    • ・アウターケース付き
    • リーフレット(4P)
    ※特典内容はすべて予定です

    DVD-SET 2

    2024.11.6[Wed]
    RELEASE

    17,600円(税抜16,000円)

    GNBF-5899/第13話〜第24話/6枚組

    • ・アウターケース付き
    • リーフレット(4P)
    ※特典内容はすべて予定です

    DVD-SET 3

    2024.12.4[Wed]
    RELEASE

    17,600円(税抜16,000円)

    GNBF-5900/第25話〜第36話/6枚組

    • ・アウターケース付き
    • リーフレット(4P)
    • インタビュー
    ※特典内容はすべて予定です