あらすじ
元長距離走選手のジョウ・ティエンは、ある日、猫カフェから逃げ出した猫を追いかけていてスーツ姿の男性にぶつかってしまう。後日、ティエンはアスリートのマネージャーになるために星翼(シンイー)プロダクションへ面接に行くが、そこでその男性と再会。彼は新しく就任したオレ様社長のジー・チェンだった。なんとか入社できたティエンだったが、まさかの文学事業部に配属。その上、最悪な出会いをしていたチェンに嫌われてしまう。そんな中、ティエンの飼い猫チウチウが家出。チウチウの行き先はなんとチェンの家だった! チウチウの首輪のメモをきっかけに、2人は互いの正体を知らぬまま猫好き仲間としてSNSでの交流を始めるが…。
第1話 冷酷な新社長
長距離走の選手だったジョウ・ティエンは、脚のケガをきっかけに現役を引退。その後は裏方としてスポーツ事業に貢献したいと考えていた。就職面接の日、猫カフェから逃走した猫を追いかけ、勢い余って男性にぶつかってしまう。その男性が救急車で運ばれるのを見て不安に陥るが、気を取り直して星翼(シンイー)プロダクションの面接に挑む。ところが、希望部署のスポーツ事業部は新社長のリストラ断行により縮小され、ティエンの面接もキャンセルになり…。
第2話 チャンスをつかめ!
愛猫チウチウの姿が見えなくなり、慌ててあちこち捜すジョウ・ティエン。その頃、チウチウはジー・チェンの家に迷い込んでいた。ジー・チェンに餌をもらった後、近所まで送り届けられたチウチウは、無事ティエンのもとに戻る。そんな中、人気作家のチアオ・イーがリストラを強行したジー・チェンのもとに押しかけて来る。チアオ・イーは以前の担当者であるリー・ルーシーを呼び戻せと訴えるが、ジー・チェンは聞く耳を持たず…。
第3話 機転を利かせて
チウチウの首輪に挟まっていたメモを見つけたジョウ・ティエンは、愛猫を保護してくれたお礼を書いてチウチウに託す。チウチウを通してジー・チェンがその手紙を受け取ると、そこにはSNSのIDが書かれていた。そんな中、ジー・チェンがチアオ・イーをイメージモデルにしたいと考えていたEX社から、商談を延期したいと連絡が入る。なんとしても契約にこぎつけたいジー・チェンは、ティエンの運転で待ち合わせの場所へ向かうが…。
第4話 打ち砕かれた理想
EX社のイメージモデルに関する商談がまとまりかけていたところに、チアオ・イーの新刊が盗作だと告発する者が現れる。売れっ子作家の盗作というニュースは瞬く間に広がり、チアオ・イーはマスコミから追われるハメに。チアオ・イーの言い分を聞いたジョウ・ティエンは何か裏があると考え、真相を探ろうとする。だが星翼は、チアオ・イーだけに責任を負わせようとしていた。失望したティエンはジー・チェンに退職届を突きつける。
第5話 疑いを晴らせ
盗作疑惑についてマスコミに経緯を説明するべく、記者会見を開くことになった。チアオ・イーが謝罪の言葉を述べ始めたとき、会場にジョウ・ティエンが現れる。ティエンは、盗作を訴えた原案者の夫を証人として連れて来ていた。証人はリー・ルーシーからカネを受け取り、盗作されたと噂(うわさ)を流したことを認めるが、記者たちは証拠を見せろと言って納得しない。そこでジー・チェンは、原案者本人が証言している動画を流し…。
第6話 兄の心、妹知らず
NK社の望むイメージモデルにジャン・ハオを使おうと考えたジー・チェンとジョウ・ティエン。契約の直前までこぎつけるが、撮影日と大会の日程がかぶってしまう。そこでジー・チェンは、ハオの過去の映像や写真を使って第1弾の広告を作ることを提案する。一方でジー・チェンは、妹のジー・ニエンがニャンコの楽園で働いていることを突き止め、話をするべくカフェを訪れる。しかし、兄の過干渉を嫌がるジー・ニエンは、話を聞こうとせず…。
第7話 ドキドキのオフ会
ジー・チェンは期待に胸を膨らませてオフ会に向かうが、“サンデー”がジョウ・ティエンだと知って動揺する。なんとか店に入ったものの、自分が“1003”だとはどうしても言えず、ティエンを困惑させる。ひとまず正体を隠したままでティエンとSNSのやり取りを続けるが、ティエンのことを好きになりつつある自分を素直に認められないでいた。そんな中、職場にジャン・ハオからティエンの誕生日プレゼントとして花束とアイスケーキが届く。
第8話 誕生日のサプライズ
ジョウ・ティエンは誕生日にもかかわらずチアオ・イーのわがままに振り回され、楽しみにしていた四川料理店にも行けそうになかった。同情したジー・チェンはトラブルにかこつけてティエンのもとへ駆けつけ、チアオ・イーからと称して四川料理を現場にいる皆に振る舞う。また、例年ティエンの父親が作るという麺と同じものをこっそりこしらえてティエンに食べさせるが、ティエンはその麺がチアオ・イーから贈られたものだと勘違いし…。
第9話 山での1日
チアオ・イーの新作の題材が“トレイルランニング”に決まり、ジョウ・ティエンは選手の生活をチアオ・イーに体験させることを提案。手配を任されたティエンは、さっそくジャン・ハオにトレーニング施設の予約をお願いする。最初は同行することに乗り気でなかったジー・チェンだったが、ハオも参加すると聞き、前言撤回して参加を表明する。施設に到着した4人は、健康診断を受けることに。しかし、ジー・チェンは採血の恐怖から失神して…。
第10話 告白を阻止せよ
山の中で行方不明になったチアオ・イーを捜す途中、脚をくじいたジョウ・ティエン。優しく介抱してくれたジー・チェンの意外な一面に驚きながらも、これは自分を丸め込むための罠(わな)だと言い聞かせる。一方、ジャン・ハオは、ウミホタルの見える思い出の砂浜でティエンに告白をしようと決意し、準備を進めていた。ジー・ニエンからハオの計画を聞いたジー・チェンは、なんとか告白を阻止しようと仕事を理由にティエンを会社に戻そうとするが…。
第11話 愛の鞭
ジョウ・ティエンから、今の仕事にやりがいを感じていると聞かされたジー・チェン。いろいろな経験をさせてエリートに育て上げるため、彼女をチーフに昇進させる。ティエンは実力が認められたと喜ぶが、デスクを社長室の前に移動させられたうえに膨大な量の業務を命じられ、休む間もなく働くハメに。ジー・チェンはティエンとの仲を深めるために2人きりで残業しようともくろむが、社長を恐れる社員たちは誰も帰ろうとせず…。
第12話 君にキスしたい
ジャン・ハオの失恋の傷を癒やしてあげようと、バンジージャンプを計画するジー・ニエン。一方でシン・シンは、ハオに女性を紹介しようと閉店後の店に女性たちを招くが、ジー・ニエンに追い返される。ジョウ・ティエンは膨大な業務をこなして疲れ切っていたが、ようやく週末を迎え、同僚たちと昇進祝いの食事会を開こうとしていた。SNSメッセージでのやり取りで食事会のことを知ったジー・チェンは当日、食事会に飛び入り参加をする。
第13話 接待の夜
チアオ・イーが出席する小説コンテストへの出資の件で接待をすることになったジー・チェンは、ジョウ・ティエンを同行させる。しかし、ジー・チェンが席を外しているあいだ、彼の代わりに強い酒を飲んだティエンはベロベロに酔っ払ってしまう。接待の後、ティエンを休ませようとホテルの部屋まで連れて行ったジー・チェンだったが、彼女に投げ倒されてベッドで添い寝状態に。酔っているティエンはジー・チェンをチウチウだと勘違いして…。
第14話 絶体絶命
ケビンはジー・チェンから頼まれてチウチウをペットサロンに連れて行ったのではないかと考えたジョウ・ティエン。ケビンに鎌をかけるが、ジー・チェンの横やりが入り、はぐらかされてしまう。その後も、あの手この手でジー・チェンが“1003”だということを突き止めようとするが、うまくかわされるのだった。ジー・チェンはだましていたと誤解されないよう、ティエンに想いを告白すべく急いで準備を進めるが…。
第15話 偽物の彼氏
ジョウ・ティエンとジャン・ハオがいい仲だと信じているティエンの両親が、2人の結婚話を進めるべくハオの両親とともに会いに来ることになった。ティエンは、そんな仲じゃないと何度も否定するが、信じてもらえない。そこで、シン・シンに彼氏のフリをさせて両親に会わせることに。ティエンは事前にあちこちで写真を撮り、長く付き合っている証拠をでっち上げる。偽物の彼氏にすらなり損ねたジー・チェンは、嫉妬から2人を尾行するが…。
第16話 両親懐柔 大作戦
ついに迎えたジョウ家とジャン家の食事会の日。ジャン・ハオの父親から早く嫁に来てくれと言われたジョウ・ティエンは、恋人がいると伝えるが誰も信じようとしない。両家の父親がくだらないことで張り合っていると、そこへジー・チェンが現れ、ティエンの恋人だと名乗る。シン・シンが来ると思っていたティエンは呆気にとられるが、背に腹は代えられないと思い、ジー・チェンに偽の恋人役を演じてもらうことにするが…。
第17話 最高の娘婿
ジー・チェンはジョウ・ティエンの両親に気に入られようと、あらゆる手を尽くして歓待する。一方、ティエンの両親も申し分ない条件の彼を気に入る。快適なジー・チェンの家からなかなか帰ろうとしない両親に愛想を尽かし、ティエンは1人で帰ろうとするが、ジー・チェンたちは結婚の日取りまで決めようと盛り上がる。結局、諦めて彼の家に泊まることにしたティエン。部屋に入ると、そこにはジー・チェンが待っていた。
第18話 予期せぬライバル
勤務時間外ならジョウ・ティエンにアプローチできると気づいたジー・チェンは、ティエンと一緒に出勤すべく会社の福利厚生と称して通勤バスを用意。その手には乗らぬとばかりにティエンはジー・チェンを避け続けるが、その結果、彼は事故に遭ってしまう。ティエンは罪悪感から、朝食を作ってジー・チェンの家に届けに行くことにする。しかし、ジー・チェンが見知らぬ女性と親しげに家へ入っていくところを目撃し、混乱するのだった。
第19話 彼を救いたい
車メーカーに写真を悪用されて勝手に広告塔にされたことでファンを巻き込むことになり、チアオ・イーは大きなショックを受けていた。その後の取材でもファンに合わせる顔がないと言って、予定されていた新刊発売を中止すると発言してしまう。一方、ジー・チェンたちは星翼(シンイー)が無関係だという証拠を探そうと奔走していた。夜になり、会社で眠ってしまったジョウ・ティエンが目を覚ますと、机にはジー・チェン手作りのお弁当が置かれており…。
第20話 見事な策略
以前、星翼がある映画制作の計画に投資をし、その脚本担当がチアオ・イーだったことを突き止めたジョウ・ティエン。その資料をジー・チェンに送り電話をかけるが、ジー・チェンは一緒にいるジアン・ハンイーが余計なことを言わないようすぐに電話を切る。翌日、ティエンがニャンコの楽園へ行くと、なぜかジー・チェンの姿が。ハンイーがジー・チェンに「今日から出社するな」と言ったと聞いたティエンは、腹を立ててハンイーのもとへ乗り込むが…。
第21話 世話の焼ける恋人
ジョウ・ティエンへの告白を成功させたジー・チェンだったが、心拍数が急上昇して気を失い、病院に搬送されてしまう。ジー・ニエンは祖父も父も心臓発作を起こして急死したため、兄も遺伝性の心臓病かもしれないと話す。そんなとき、ジー・チェンの遺言書を管理しているという弁護士が現れる。ジー・チェンはいつ死んでもいいように、妹やティエンに宛てた映像と遺言書を作成していたのだ。ティエンは自分宛ての映像を見せられて…。
第22話 仇となった善意
医者から自宅で安静にするよう指示を受けたジー・チェン。ジョウ・ティエンに世話をしてもらい、幸せな気分に浸っていた。だが、会社に行くことも自宅で仕事をすることも許されず、寝るときまで監視され、息苦しさを感じ始める。その後、ジー・チェンの家は広すぎて監視の目が行き届かないからと、ティエンは自分の家にジー・チェンを連れて来る。1つしかない寝室でジー・チェンがドキドキしながら待っていると、ティエンがやって来て…。
第23話 オレ様社長の溺愛
ジョウ・ティエンと想いが通じ合い、うれしくてたまらないジー・チェン。会社でもイチャつこうとする彼に対し、ティエンは周囲の目を気にしていた。ある日、ジー・チェンとティエンが一緒に残業しようと話しているのを耳にしたチェン・ツァンは、2人の邪魔になるから定時に退社しようと同僚たちに呼びかける。一方、ジー・ニエンはジャン・ハオを諦め、外国の大学へ戻ることを決意。彼女の別れのメッセージをSNSで見たハオは…。
第24話 (最終話)
それぞれの未来へ
母親からチウチウのお見合いを勧められたジョウ・ティエン。ジー・チェンはティエンのお見合いだと勘違いして焦り始め、ティエンの母親に「永遠に記憶に残る結婚式を挙げる」と宣言する。ジー・チェンは会社に戻るとさっそくティエンを呼び、会社のイベントで起用するジュエリーブランドのカタログを渡す。そして、所属タレントが身につける指輪を選んでほしいという口実で、ティエンに指輪を選ばせようとするのだが…。