- あらすじ
- 強力班の熱血刑事カン・ドンスは、結婚を控え婚約者との幸せな日々を送っていた。ある日彼は、72時間以内に起きる未来の出来事を絵に描くことができるという女性刑事ユ・シヒョンと出会うが、彼女のスケッチブックには婚約者の死が描かれていた。シヒョンと協力しながら婚約者を助けるために奔走するドンスだったが…。一方、軍人のキム・ドジンの妻が連続婦女暴行犯によって殺害される。犯人への復讐を誓う彼の前に現れたのは、未来が見えるという謎の男チャン・テジュン。彼は、絶望の淵にいたドジンに「君の生きるべき理由を与える。未来の犯罪者を殺せ」と持ち掛け…。
- 第1話 未来を描く手
- 熱血刑事のカン・ドンスはミン・ジス検事との結婚を控え、幸せな日々を送っていた。ある日、ドンスは72時間以内の未来を絵に描いて予知できるという刑事ユ・シヒョンと出会う。彼女のスケッチブックに描かれていたのは、ジスと同じ指輪をはめた女性が死を迎える姿。半信半疑だったドンスだが、シヒョンを中心とした特殊捜査チームの存在を知り、ジスを守るために奔走する。一方、ジスは特殊戦司令部の中士キム・ドジンに呼び出され…。
- 第2話 もう1人の予知能力者
- 3週間前、ジスは軍の不正を内部告発する匿名メールを送ってきたドジンに会い、証人になってほしいと依頼していた。再びドジンから会いたいと連絡を受けたジスは、見張り役の刑事を騙して外出。これを知ったドンスは慌ててジスに電話をかけ、すぐ家に戻れと告げる。一方、ドジンの妻スヨンが婦女暴行犯に殺害される事件が起こる。犯人への復讐を決意したドジンだったが、未来が見えるという謎の男チャン・テジュンに声を掛けられて…。
- 第3話 正義と復讐
- ドジンはテジュンの命令に従い、妻を殺害した犯人の共犯者ソ・ボヒョンだけでなく、何の罪もないジスも手に掛けてしまう。テジュンはドジンに新薬開発中の製薬会社代表ナム・ソヌの写真を渡し、彼を殺せば多くの命が助かると告げる。一方、ドンスはジスを殺害したのはボヒョンではないと見抜き、真犯人への復讐を決意して退職願を提出。そんな中、ドンスが真犯人に銃を向ける未来をスケッチしたシヒョンは、彼を止めようとするが…。
- 第4話 自らの未来
- ドジンとの激しい死闘の末、銃を突きつけられたドンス。しかしドジンはドンスを殺せというテジュンの指示に逆らい、引き金を引くことなく去っていく。テジュンはドジンに、スヨンが殺されたのはドンスがボヒョンを逮捕できなかったせいだと告げ、憎しみを煽るのだった。一方、ナム代表はドジンに対するドンスの復讐心を利用して我が身を守ろうとするが、あっさり断られる。そんな中、シヒョンは自分が死ぬ姿をスケッチブックに描くが…。
- 第5話 救出
- チョン・イルスの脱走を阻止しようとしたシヒョンは、彼の兄イルウの一味に拉致されてしまう。ムン・ジェヒョン課長は勾留中のドンスに会いに行き、捜査への協力を要請する。ドンスはシヒョンを救出した後は自分が何をしても邪魔しないでほしいと告げ、捜査に加わることを約束する。シヒョンの兄ユ・シジュン検事によって釈放されたドンスは、シヒョンのスケッチブックに描かれた男がイルウであることに気づき、尾行を開始するが…。
- 第6話 取引
- 間一髪でシヒョンを救い出したドンス。その場に現れたドジンは、ドンスの目の前でイルスを銃殺して復讐を遂げる。ドンスはジスまで殺した理由を必死で問い詰めるが、聞き出せたのは因果律という言葉だけ。その渦中、ドジンはナム代表の手下たちに突然連れ去られる。ドンスはドジンを救出して殺人の目的を突き止めるため、ナム代表の取引に応じることを決める。スケッチの期限が迫り、シヒョンは兄の言葉に従い特殊捜査チームの事務所に留まるが…。
- 第7話 外れた予知
- ナム代表に拘束されたドジンとドンス。ドジンはナム代表に銃を突きつけられるが、落ち着き払った様子で「冷蔵庫の中にカバンがある」と告げる。そこには時限爆弾が入っていた。次の瞬間、爆弾が炸裂し、辺りは炎に包まれる。現場に到着したシヒョンは、そこがスケッチに描かれた場所であると気づいて死を覚悟するが、思いがけない助けを得て命拾いする。初めて予知が外れ、彼女は別の予知能力者が未来を変えたのではないかと考えるが…。
- 第8話 前任者
- ドジンは新たなターゲットである元刑事ペク・ウジンが、自分の前任者だったことを知る。テジュンは口封じのためにウジンを消そうとしていた。一方、ドンスは犯罪者に私的制裁を加えるウジンとドジンの共通点に気づき、スケッチに描かれていたテジュンが予知能力者Xではないかという仮説を立てる。ドジンがウジンを殺しにくると確信したドンスは、ウジンを尾行。読み通りウジンの前に現れたドジンに、ドンスの銃弾が命中するが…。
- 第9話 黒い手帳
- ウジンは「テジュンの後ろにいる黒幕は知らない」とドンスに明かし、真の予知能力者を突き止めるには黒幕からの指示が記録されたテジュンの手帳を確保すればいいと告げる。ドンスら特殊捜査チームは手帳を手に入れることに成功するが、その直後ウジンに奪われてしまう。ウジンは手帳を餌にテジュンを呼び出し、銃を突きつけて車を教会へと向かわせる。ドンスとシヒョンはスケッチを頼りに2人の元へ駆けつけ、ウジンを止めるが…。
- 第10話 Xの正体
- シヒョンは自分の両親を殺した強盗殺人犯カン・ドシクが銃を構える姿と、照準器越しのパク・ムンギ検事をスケッチに描く。そんな中、出所したドシクから電話を受けたシジュン。ドシクは尾行を恐れながらシジュンとシヒョンが乗った車の後部座席に乗り込み、2人の父親を殺したのは自分ではないと訴える。そこにドジンが運転する車が猛スピードで激突。意識を取り戻したシヒョンは、シジュンとドシクが車内から消えていることに気づくが…。
- 第11話 20年前の真実
- ドジンの前に現れ、自分の正体を明かしたシジュン。ドシクへの個人的な復讐のために利用したのかと聞くドジンに向かって、彼は“ご老公”を頂点とした闇の勢力を倒す計画を語る。一方ドンスとシヒョンは、シヒョンの父の手帳を盗み出せとドシクに指示したコ・ピルギュについて探り始める。ドンスは生前のジスがピルギュについて捜査していたことを知り、ジスの遺品を調べる。やがてシヒョンは父の死にまつわる衝撃の事実を知るが…。
- 第12話 覚悟
- ナム・ジョンヨン地検長を狙撃したドジンは、ドシクを自殺に見せかけて殺害し、犯人に仕立て上げる。パク検事はテジュンのおかげで命拾いするが、何の見返りも要求せずに手を貸す彼を疑い、尾行をつける。一方、シヒョンは仲間のうち誰かの葬儀に参列する自分の姿をスケッチに描く。特殊捜査チームに緊張が走る中、ドンスとシヒョンはジスが殺されたのはパク検事について捜査していたせいだと確信し、韓国銀行のユン・ソンスに会いに行くが…。
- 第13話 悲しき別れ
- Xの手がかりを握るソンスが昏睡状態から目覚める。ドンスからジスについて聞かれた彼は口を閉ざし続けるが、スケッチに息子のギターが描かれていることに気づき、息子を連れてきてくれれば話すと約束する。その頃、特殊捜査チームのサイバー担当オ・ヨンシムはソンスの息子を発見。しかしそこにドジンが現れ、ヨンシムはソンスの息子と彼の恋人を連れて近くの廃墟に逃げ込む。一刻の猶予もない中、ドンスとシヒョンが駆けつけるが…。
- 第14話 疑惑
- ドンスはムン課長と自分だけが知っているはずの言葉をシジュンの口から聞き、彼がムン課長を殺したのではないかと疑う。しかしシヒョンにこのことは伝えず、ヨンシムにシジュンの過去を洗ってほしいと依頼。やがて約20年前のビル火災事件にテジュンとシジュンの接点が浮上する。そんな中、パク検事がついに“ご老公”と対面することが決まる。シジュン、テジュン、ドジンは“ご老公”を倒すべく2人の会合場所を突き止めようとするが…。
- 第15話 兄と妹
- シヒョンはシジュンがムン課長を殺したというチェ室長の証言に苦悩しつつ、事件のカギを握る彼を署に連行する。テジュンはドジンがチェ室長を始末できなかったことを知り、署を訪れてチェ室長の引き渡しを要求。ところがドンスら強力班全員に阻止され、テジュンは皆の前でチェ室長を射殺した後、自らの頭に銃を突きつける。そんな中、シヒョンはシジュンが死ぬ姿をスケッチに描くが、ドンスは彼女が目にする前にその絵を燃やしてしまい…。
- 第16話(最終話) 正義の行方
- ドンスら特殊捜査チームは、シジュンが“ご老公”の断罪を目的としてテジュンとドジンに指示を下していたことを突き止める。ドンスはシジュンがジスの殺害を命じた張本人だと知り、怒りに震える。一方、テジュンの遺品の写真を見たドジンも、シジュンが自分を利用するために妻を見殺しにしたという事実に気づき、彼への復讐心を抱く。そんな中、シジュンから伝えたい話があると呼び出されたドンスは、そこでドジンと対峙するが…。