あらすじ
心理カウンセラーのリウ・シアは、勤め先からの独立を決意。心機一転、住居兼オフィスを構えた彼女は、節約のためにルームシェアの相手を探すが、なんと現れたのは脚本家の青年チー・リエンシャンだった。契約した相手が男性だと知り驚くリウ・シアだったが、しかたなく同居することに。仕事も生活時間もまるで接点のない2人の毎日はストレスの連続。しかし我慢も限界に近づいたある日、心の距離がぐっと近づく出来事が! 古巣から嫌がらせを受けるリウ・シアと締め切りに追われ不本意な脚本改変を強いられるチー・リエンシャン。そして彼らには秘密にしたい過去のトラウマがあった。2人は互いの傷を癒やし、心を通わせていくが…。
第1話 「巡り会いの予感」
脚本家のチー・リエンシャンは今日もシナリオを執筆中。社長にダメ出しをされても自分の執筆スタイルを崩さず、奮闘する日々だ。同じ街で、心理カウンセラーのリウ・シアも奮闘していた。心理的な問題で悩む人々を救おうと志すシアは、独立開業することを考えていた。そして、開業のために借りた家の一部をシェアハウスとして貸すことに。同じ頃、大家から突然退去を迫られたリエンシャンは、新たに借りる部屋を探していて…。
第2話 「最悪の同居人」
リエンシャンはルームシェアを嫌がったが、社長のジア・ジェンと社員のユエン・ユエンに押し切られて、シアが又貸しする家に引っ越す。しかし、女性のユエンが入居すると思っていたシアたちは、「男性が越してくるのは聞いてない」と契約の取り消しを要求する。交渉の結果、同居生活は別の部屋を見つけるまでの期間限定に。リエンシャンは夜型の生活で、役になりきって執筆する脚本家。シアは彼の独り言に悩まされて…。
第3話 「共同生活のルール」
ヤン・ヨウリーは何とかしてシアをボーマン社に引き留めようとするが、彼女の退職の決意は固かった。シアは自宅のリビングにカウンセリングスペースを設け、相談者のカウンセリングをしていた。しかし、リエンシャンの部屋から奇妙なイビキの音が聞こえてきて仕事にならない。アオラングループのジアン・スーイエンはシアのことを気に入り、アオランの心理カウンセリング顧問に招きたいと、契約の話を持ちかける。
第4話 「2人きりの映画鑑賞」
シアの兄、リエン・ジンユンはテレビ局のディレクター。何の相談もなくボーマン社を辞めて開業した妹をなじるが、退職を取り消す余地がないと見て、妹を応援することにする。一方、社長の勧めで気の進まない青春ドラマを書くことになったリエンシャンは、クライアントの方針を確かめるために編集者と打ち合わせをする。しかし、打ち合わせに不慣れな彼は、相手のプロフィールを根掘り葉掘り聞いて不快にさせてしまい…。
第5話 「停電の夜に」
シアの家を訪れたヨウリーをカウンセリング患者と勘違いしたリエンシャン。2人がケンカしそうになったところにシアが戻り、誤解は解けた。だがヨウリーは、シアが見知らぬ男性と同居していることが気に入らない。その晩、パソコンが故障したリエンシャンは、翌日に納品予定の原稿が書けなくなってしまう。ジェンは納期を守れないリエンシャンを冷たい態度で突き放し、救いの手も差し伸べない。困り果てたリエンシャンだったが…。
第6話 「不条理との戦い」
ジェンは、原稿が遅れたリエンシャンに冷たく当たったことを反省して、埋め合わせに火鍋料理をふるまう。シアも一緒に火鍋を囲み、リエンシャンと隣人としての距離が縮まった。次の日、脚本の依頼主である社長に呼び出されたジェンとリエンシャン。一目顔を見ただけで、才能がないと判断されてしまう。脚本に対する不満を並べ立てられるが、求められたドラマの路線は、事前の編集者との打ち合わせでは聞いていないことだった。
第7話 「それぞれの過去」
ヨウリーは、ボーマン社をさらに成長させるため、またシアへの好意のために、何としてもシアを会社に呼び戻したいと考えていた。そんな中、何者かによって、ネット上にシアの音声が公開される。その内容は患者を利用して金もうけをたくらもうとする、カウンセラーとして最低の発言だった。そのため、ネットを中心にシアに対する批判が一気に高まる。リエンシャンはシアを信頼し、彼女を擁護する発言をネットで発信する。
第8話 「恋愛ドラマに悪戦苦闘」
シアはワン教授の忠告を受け入れて、問題から目を背けることなく真摯に受け止めることにする。そして母親との思い出に浸っているうちに、子供時代にネットで交流していた子のことを思い出して連絡を取ってみる。思いがけず、すぐに返事をもらったシアは、その子との楽しい会話で心の安らぎを得る。翌日、シアはヨウリーに直談判するためにボーマン社へ向かう。一方、バイ・ムーチェンは、シアを陥れた黒幕を捜し出すよう秘書に指示する。
第9話 「初めてのカウンセリング」
恋愛ストーリーの脚本を執筆中のリエンシャンは、恋をしてときめく感覚がつかめず、なかなか原稿が進まない。その横でジェンは、事務所に応募してきた脚本家志望の若い女性との面接に浮かれていた。ユエンは美女に目がないジェンに腹を立て、冷たい態度をとる。男性キャラの設定で悩んでいたリエンシャンは、シアにカウンセリングを頼む。今どきの恋愛事情についてシアから女性目線の意見を聞き、ヒントを得たリエンシャンは…。
第10話 「君にスープを」
新暦の大晦日。テレビ局勤務のジン・ランは忙しく、今年もまた親友のシアと一緒に過ごすことができない。リエンシャンは書き始めた学園物の執筆が好調で、ユエンの誘いを断って自室で仕事を続ける。そんな中、市場に食材を買いに行ったリエンシャンは、ツァオさんからスープをごちそうになり、その美味しさに感激。シアにも飲ませようとスープを作って帰りを待つが…。一方、ジンユンは妹を番組に出そうと友人やウー主任に掛け合う。
第11話 「恋敵を登場させろ」
シアはランの家で、兄のジンユンとウー主任の関係が微妙であることを聞かされる。番組出演をかなえるためにスーチョン放送に出向いたシアは、ウー主任と初めて顔を合わせることに。そこでシアは、カウンセラーや心理学について丁寧に説明をする。一方、スープを作って待っていたリエンシャンは、朝になってもシアに会えないまま事務所に呼び出され、脚本について「恋敵を登場させろ」と要求される。家に帰るとヨウリーがいて…。
第12話 「初めてのテレビ出演」
ウー主任の許可が下りて、いよいよシアの番組収録が始まる。ジンユンがシアの話し方や表情にいろいろとダメ出しをしてリテイクを重ねたことで、現場の空気は険悪になりかけたが、見かねたランからのフォローのおかげで撮影は順調に進む。部屋にいたリエンシャンはジンユンに担ぎ出されて、ルームメイトとしてシアとのエピソードを番組内で話すことになる。一方、シアの番組の存在を知ったヨウリーは、ある人に電話をかける。
第13話 「僕は引っ越さない」
ジェンから事務所に引っ越すよう強く勧められたリエンシャンだったが、住み慣れた場所で仕事がしたいと引っ越しを拒む。そんな様子を見たジェンとユエンは、最近のリエンシャンは何かおかしいと感じる。ジンユンは探し物があると言い、別れた元妻ランの家を訪れる。離婚しても、しょっちゅう会いに来るジンユンにランは腹を立てる。一方、ムーチェンは病気の母親に会いに行くが、母親はムーチェンが自分の息子だと分からず…。
第14話 「真夜中の語らい」
ジンユンがシアを訪ねて家に来ると知ったリエンシャンは、手料理をふるまう。最近、リエンシャンは脚本の執筆が順調だ。シアの出演するテレビ番組も、ジンユンが準備を進めようとしていた。リエンシャンもシアも、それぞれ自分の道を懸命に進んでいた。夜は家で語らい、互いへの理解が深まっていくが…。一方、リエンシャンが脚本を書いたドラマ「追凶(ついきょう)」の撮影がいよいよ開始される目処がつき、ジェンは大いに夢をふくらませる。
第15話 「徹夜の共同作業」
シアとジンユンは、番組の方向性について激しく対立して一歩も譲らない。2人の言い合いを聞いていたリエンシャンは、視聴者の立場として意見。さらに自分の脚本執筆を後回しにして、番組のために徹夜で構成を考えることに。そんなリエンシャンの動向にしびれを切らしたジェンは、ユエンを向かわせて脚本の執筆を急がせる。一方、シアに未練たっぷりのヨウリーはホンミン社の令嬢ジュー・シーマンから魅力的な提案を受ける。
第16話 「君を守りたい」
シアは過労で倒れたリエンシャンに付き添い、病室で一晩を過ごしていた。差し入れを持ってきたランは、リエンシャンのことを家族のように世話するシアの姿を見て、彼女をからかう。一方、ジェンは納品を約束している脚本がリエンシャンから届かず、焦っていた。心配したユエンがリエンシャンの家を訪ねるが、家には誰もいなかった。その頃、リエンシャンは病室のベッドで眠りながら、なつかしい夢を見ていた。それは…。
第17話 「君を見守り続ける」
シアはテレビ局の職員を前にしたプレゼンのあと、記者会見もうまくいき、ネットには好意的なコメントが数多く寄せられていた。いい番組が作れそうだった。一方、退院したリエンシャンは、無事に「追凶」の原稿を納品することができた。兄貴分のジェンは、ワン・ヤンに入れ知恵されていた「ドラマに出資し、版権を持つこと」、長年の願望だった「制作者になること」を実現させるべく、ホワンフイ・フィルムのツァオ社長に会いに行くが…。
第18話 「気難しい女優」
シアが出る番組のゲスト、女優のアン・チーが打ち合わせに来た。だが彼女は最初から高圧的で要求が多いうえに、「心の問題は抱えていない。夫に関することは聞くな」と言い、ジンユンは「これでは何も撮れない」と嘆く。ジェンの事務所では支援してくれる仲間を招いての食事会が行われていたが、そこに現れたリエンシャンは輪の中に入れてもらえず家に帰る。寂しい気持ちで古い映画を見ながら、ジェンと出会った頃を思い出し…。
第19話 「天下無敵のカーレーサー」
リエンシャンは演出家のリー・クワンと再会し、得意のカーレースものの脚本を頼まれるが、ジェンに義理立てして断る。しかし、リエンシャンはクワンに恩があった。ドラマの撮影現場に同行して監督の要望を聞きながら、翌日に撮影する分の脚本を書き直すハードな仕事で、クワンは作業中に世話を焼いてくれたのだ。昔を思い出したリエンシャンは、自分の名前を出さないように約束して、無報酬で映画の脚本を書き始める。
第20話 「カウンセリングの禁じ手」
お蔵入りになると思われた脚本「追凶」は新たな顧客が見つかり、リエンシャンは執筆を再開する。著作権はホワンフイ社のものだとユエンは主張するが…。その頃、ボーマン社ではアオラングループ社員のカウンセリングが始まった。ホンミン社の会長からアオランの内部情報を横流しするように言われたヨウリーは、自らカウンセリングを担当する。一方、シアたちの家を訪れたジンユンは、2人の親密さを目の当たりにして…。
第21話 「憧れの君とディナーを」
シアは借金の返済を催促する男ジャン・シュンにつきまとわれて頭を悩ませるが、誰にも打ち明けられずにいた。一方、ボーマン社のヨウリーの元に差出人不明の郵便物が届く。中身のUSBには、シアの炎上騒ぎの元凶となった音声を加工した人物による自白映像が入っており、指示したのはヨウリーだと告発する内容だった。幼少期に世話になったシアのため、ヨウリーに警告したムーチェンは、いよいよシアとの再会に動くが…。
第22話 「過去という呪い」
アン・チー夫妻の撮影も終え、シアの番組制作は順調に進んでいた。だが、借金の返済を迫るジャンから脅しの電話があり、シアは不安を覚える。シアの番組のスポンサーになったムーチェンは、社長としてシアの家を訪れる。精神的な悩みを抱えるムーチェンは、自分に催眠をかけることをシアに持ちかける。番組収録の日、準備をするシアの前にジャンが現れ、暴力をふるう。恐怖に震えるシアは、収録を放り出して姿を消してしまう。
第23話 「2人だけのパーティー」
シアの番組「寄り添う心」の初回放送日が決まった。リエンシャンはシアの要望に従い、手作りの串焼きを用意して、2人で番組を見る約束をする。ジンユンはランと一緒に番組を見ようとするが、ランは親の命令でお見合いをしていた。ついに迎えた番組放送日、リエンシャンは腕によりをかけて串焼きを作る。だが、シアは急な相談の依頼が入り、外出することに。依頼者は、ムーチェンの祖父だった。心を閉ざしたムーチェンは部屋に籠もり…。
第24話 「過去を手放そう」
アオラングループのジアン社長がシアの相談室を訪れる。番組を見て、もう一度シアにカウンセリングを頼みたいと思ったのだ。ジアン社長はシアに心を許し、2人は楽しい時間を過ごした。ジンユンとランは相変わらず、顔を合わせればケンカばかりだが、互いに心の中では相手を想っていて…。シアは幼少期からのチャット友達ユーモウに「好きな人ができた」と報告する。恋する相手がすぐそばにいると知らずに、互いの恋を祝福し合う2人は…。
第25話 「近づく距離」
ジェンの事務所にホワンフイ社のチン秘書が訪ねてきて、「追凶」に脚本の漏洩があったからと賠償請求を通告される。睡眠障害で悩んでいたリエンシャンは、医者から処方された薬をのもうとせず、シアの心配をよそに、翌日、携帯を家に置いたまま消えてしまう。自分が預けられていた養護施設を訪れていた彼は家に戻り、シアに打ち明け話をする。その頃、ヨウリーとムーチェンはそれぞれ、シアを襲った男について調べを進めていた。
第26話 「脚本家としての成功」
クワンに「不本意な出来だ」と言われて心配になったリエンシャンとシアは、映画『逐風(ちくふう)』の試写会に出かけるが、観客の反応は上々だった。試写会は大成功を収め、ネットでも評判に。そんな中、何も知らされていなかったジェンは激怒し、『逐風』を製作したホワンフイ社のツァオ社長を事務所に呼び出す。そしてジェンとリエンシャンで交わした契約書を取り出し、リエンシャンのことを託したいと伝える。しかし、彼にはある思惑が…。
第27話 「心の友は すぐそばに」
映画祭に出席するためにチンチョンへ向かうリエンシャンは、シアから母親の形見が入ったお守りを渡される。不慣れな土地で落ち着かないリエンシャンは、シアにたびたび電話してささいなことを報告する。そんな中、借金の取り立て人に痛めつけられたジャンはシアをさらってリエンシャンに多額の身代金を要求。シアの身を案じるリエンシャンはホワンフイ社のココ部長に映画祭に出られないと告げて、急遽スーチョンに戻るが…。
第28話 「ユーモウとリエンシャン」
リエンシャンに無事救出されたシアは、病院に搬送された。リエンシャンはスーツ姿のまま家にも帰らず、三日三晩、病室でシアを見守り続ける。拉致された倉庫にリエンシャンがすぐに駆けつけられたことから、シアはSOSを送ったユーモウの正体がリエンシャンだとようやく気づく。リエンシャンも幼い頃からのチャット友達がシアだと気づいていた。2人の想いはついに重なるが、シアは交際について考える時間が欲しいと伝え…。
第29話 「愛と憎しみ」
ジェンとユエンはランタン祭りに出かけた。無理に明るく振る舞うジェンを見て、ユエンは心を痛める。結婚しろと迫る両親に悩まされるランは、両親の前で恋人のフリをしてほしいとジンユンに頼む。リエンシャンはツァオ社長の提案で、「追凶」の続きを書くことになった。約束の72時間が過ぎて、リエンシャンはシアと恋人になれたと思い喜ぶ。一方、ムーチェンの精神状態が悪いことを心配した祖父は、シアに助けを求める。
第30話 「大みそかの夜」
リエンシャンはリーさんとツァオさんがめでたく結ばれるように、シアまで巻き込んでツァオさんの親戚を演じ、リーさんの息子のハオを説得しようとするが、芝居がバレて不審者扱いされてしまう。それでも2人の橋渡し役を諦めきれない彼は、数日後ハオに自分の生い立ちやツァオさんとの縁を率直に語りながら、考え直してくれるように頼む。一方、ジンユンは約束どおりランの両親の前で恋人を演じるが、ランの母親に同棲中だと疑われ…。
第31話 「友情か出世か」
ジェンに母親から喜びの電話が…。ユエンがジェンに黙って彼の家族や親戚に贈り物をしていたのだ。その優しさや、リエンシャンに追いつけない悔しさが身にしみて、ジェンとユエンは涙の新年会を過ごす。ランの両親の前で恋人役を演じたジンユンは、そのまま復縁を狙ってランの家に入り浸るが、なあなあの関係はイヤだと拒まれてしまう。ホワンフイ社に入社することになったジェンたちは、初出勤の日にココ部長から思いがけない提案を受ける。
第32話 「兄貴分とギクシャク」
ボーマン社が融資を獲得し、事業がまた一歩、前進したヨウリーは、シアにプロポーズするが振られてしまう。ジェンはリエンシャンの飛躍を喜ぶという姿勢を取りつつも、自分が取り残されていく焦燥感からリエンシャンのことを無理に「チー先生」と呼び、兄弟分としての仲は微妙なものになっていく。リエンシャンは文学監督としてホワンフイ社に出勤を始め、シアはムーチェンを暗闇から抜け出させるための荒療治を考えるが…。
第33話 「リウ・シアを襲う不安」
リエンシャンは文学監督としてホワンフイ社に出勤すると、若い脚本部員たちにアドバイスし、書き方を指南していく。ジェンは新しい提携先やライターを探し、動き出す。スーチョン放送には新しく社員が入り、ランも歓迎会に参加。新入社員の男性が大学時代、ランに片想いをしていたと社内で噂になり、ジンユンは気になって仕方がない。一方、「母を殺した」と告白した相談者シアオホワの面倒を見ながら、シアは不安に襲われ始める。
第34話 「昔の自分と向き合う」
リエンシャンは文学監督の仕事を順調にこなしながら、運転教習所に通い始める。シアはリエンシャンの仕事ぶりに惚れ直す一方で、母親の死が原因でPTSDを患っているシアオホワのカウンセリングをするうちに、自分のつらい過去を思い出して不安が募っていく。そのことを恩師に相談に行くとヨウリーが現れる。心を入れ替え、慈善事業に取り組んでいると語るが、シアの心はすでに離れていて取り返せない。ヨウリーは再び酒に溺れ…。
第35話 「シアの秘密」
シアの相談室を訪れたアオラングループのジアン社長は、社内の秘密がなぜか外部に漏れたと嘆いている。ジェンと買い物に出かけたユエンは不機嫌な顔をしている。ジェンが勝手に家を購入したり、いい加減な態度を取っていることに失望したようだ。シアはボーマン社から引き継いだアオランのカウンセリング資料の中に、催眠の音声と動画がないことに気づく。その件でボーマン社を訪ねると、思いがけず大学時代の同級生シエ・ユエンに出会う。
第36話 「後悔という呪縛」
リエンシャンはジェンが勝手に契約した脚本の修正を手がけるため、撮影現場に出張する。付き合い始めたばかりのシアとは、しばしの別れだが、2人の想いは深まっていく。ボーマン社には情報盗用の疑いで捜査の手が入った。一方、シアはシアオホワのカウンセリングを進める。幼い頃の自分と似た境遇の彼女を治療することで、自分の心の傷を克服できる可能性があるのだ。そのことを知ったヨウリーは、密かにシアオホワに接近する。
第37話 「2人のトワイライト」
シアオホワが着信音におびえるのは、死の直前に母親がかけてきた電話に出なかったことを後悔しているからだと突き止めたシアは、シアオホワの心を開こうと、カウンセリングを続ける。そのかいあって、シアオホワは快方に向かい始め、シアは喜ぶ。しかし、ある雨の日、ずぶ濡れになったシアオホワがおびえた様子でシアを訪ねてきて、思いがけない言葉を口にする。一方、祖父が亡くなり、残されたムーチェンには会社を担う重責がかかっていた。
第38話 「どん底の闇へ」
母親を殺したと言い張るシアオホワの言葉はシアの心を激しく揺さぶり、シアは情緒不安定になっていく。実はシアに告発されたことを根に持っていたヨウリーが、彼女に報復するために、シアオホワに催眠をかけて恐怖心を植え付けていた。病状の悪化はそのせいだったのだ…。悩むシアをそばで見守るしかできないリエンシャンは理由が分からず焦っていく。そんな中、ジェンは「トワイライト」の著作権を登録して、さらにリエンシャンを悩ませる。
第39話 「恋と仕事の破局」
自分の病状をコントロールできないと悟ったシアは、シアオホワをワン教授に託し、リエンシャンの負担にならないように別れを考えていた。「トワイライト」の著作権を登録したジェンは、ホワンフイ社をねじ伏せることに成功したが、それを知って怒ったユエンはジェンと決別する。弟分を切り離して自分自身を立て直そうとしたジェンだったが、リエンシャンと出会った頃やユエンと3人でチームを組んだ頃のことばかり思い出し…。
第40話 「君に寄り添いたい」(最終話)
シアオホワを救えず、10年経っても自分の症状が抑えられないことを苦にしたシアはリエンシャンとの別れを決意。シアは転居の準備をしていた。妹を心配したジンユンが説得を試みるが、「毎日来られては私にはプレッシャーだ」と追い返されてしまう。ワン教授からシアを救うには当時の客観的事実を知ることがカギだとアドバイスされたリエンシャンは、シアの母親の転落事案を担当した警察官と連絡を取り、当時の様子を聞くが…。
第1話〜第10話
第11話〜第20話
第21話〜第30話
第31話〜第40話