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時は朝鮮時代。人間界の支配を目論む龍神族のサダムが野望実現のために動き出した。平和な朝鮮の首都・漢陽は突然、闇に包まれ、おびただしい数の隕石が宮殿に落下。結界の破れた宮殿に悪霊たちが侵入し、恵宗王の息子イ・リン王子に襲いかかる。リンは夜警団のサンホンによって救出されるも、謎の病でみるみる衰弱していく。リンの命を救うため、恵宗王は、マゴ族だけが咲かせることができるという千年花を求めて白頭山に向かうが…。
龍神族の生け贄となったマゴ族のヨンハは、恵宗王に助け出された後、千年花を咲かせることに成功。だが、恵宗王はヨンハから千年花を受け取った瞬間、サダムの邪術によって別人のような暴君へと変わっていく。一方、無事に病から回復したリンは、人間ではないものの気配を感じるようになっていた。鬼針盤を使ったサンホンは、恵宗王が悪霊に取り憑かれていることを確信し、夜警隊長に報告する。そんな中、リンの世子冊封式が行われるが…。
狂気に囚われた恵宗王は宮中で刀を振り回し、リンと中殿の命までも狙おうとする。サンホンは恵宗王に憑いた悪霊を退治しようとするが…。12年後。宮殿の外で気ままな遊び人に成長したリンは、幽霊の姿が見えることに悩んでいた。一方、リンに代わって王位に就いた異母兄キサン君は、サダムの邪術で眠りを妨げられ、異様な行動を取るようになる。マゴ族のトハは12年前に消えた姉ヨンハを探すため漢陽に向かい、山中でサンホンと出会う。
守護鬼神3人は、自分たちの姿がリンに見えているのかどうかを確かめるため、あるイタズラを実行する。驚いてその場から逃げ出したリンは、街中でトハと正面衝突!トハが落とした鈴の腕輪を持ったまま、走り去ってしまう。一方、サダムを自分のそばに置きたいキサン君は、臣下の反対にも耳を貸さず、道教の儀式を司る昭格署を再建しようとする。領議政のパク・スジョンは、リンを宮中に呼び戻すべきだとチョンス大妃に進言するが…。
キサン君から昭格署の提調に任命され、思い悩むリン。キサン君は寵愛する武官ムソクに、リンの護衛と監視を命じる。その頃、パク・スジョンの娘スリョンは、片想い中のリンに会うため家を抜け出すが、父に見つかりたしなめられる。一方、昭格署の登用試験を受けに行ったトハは、リンが提調だと知って唖然とする。サダムは共に試験を受けたトハが龍神を蘇らせるために必要な“亥の月、亥の日、亥の時生まれ”のマゴ族の巫女だと気づき…。
キサン君の逆鱗に触れ別宮に幽閉されたリンは、サダムのさらなる策略に陥り、キサン君を呪詛した疑いをかけられる。別宮の前でリンの身を案じていた守護鬼神3人は、自分たちと会話のできるトハに驚く。そんな中、呪詛の証拠が新たに発見され、リンの立場はますます危うくなっていく。すべては陰謀だと訴えるリンだが、ムソクは耳を貸そうとしない。ある夜、刺客に襲われたリンは別宮を抜け出し、傷ついた体で森の中をさまようが…。
刺客に襲われたリンを助け出し、旅館にかくまったトハ。一方、キサン君は領議政のパク・スジョンが兵を動かしたことに憤り、必ずリンを捕らえて呪いの真相を明らかにすると言い放つ。その頃、市中でリンを探すための人相書を目にしたサンホンは昔の出来事を思い出していた。リンはスリョンのいる恵民署を訪れ、パク・スジョンに助けを求めようとするが…。そんな中、サダムはトハを魔術で操り、龍神のいる秘蔵庫の場所を突き止める。
腕に傷を負ったムソクはトハに薬を塗ってもらい、どぎまぎする。そんな2人を見ながら嫉妬を感じるリン。女官を切りつけたキサン君は、チョンス大妃の部屋を訪れて失態を詫びる。あまりにも落ち着きのないキサン君の様子に、チョンス大妃は不安を抱くが…。キサン君に平手打ちされて憤慨したサダムは梅蘭房のヨンウォルに会いに行き、ある取り引きをする。一方、トハは旅館を出ることを決め、サンホンに夜警隊について訊ねるが…。
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