楽譜盗難事件はチェ弁護士の指示だったことが暴露され、ジホの無実が証明される。しかし、ジホは黒幕がヨンランであることも知ってしまう…。そして彼は父マンセとの約束を守るためプソングループで働くことを決意し、本部長に就任する。一方、練習で手を傷めたイナは、ハ教授から依頼された新曲を代役に弾かせてデモテープを作成。それを見抜いた教授は激怒し、後継者選びを白紙に戻すと宣言。ジホが再び候補者に加わることになり…。
14年前の火事の日に何故ヨンランが自分を助けたか、その理由を知り、ハ教授の後継者選びに参加することにしたジホ。間もなく教授から課題曲が送られてくるが、イナはジホ宛ての楽譜を秘かにすり替えてしまう。兄弟のピアノ対決はハンデを負いながらもジホが勝利するが、母と弟の本心を知った彼は深い悲しみに襲われる。そんな自分を慰めてくれたダミにジホは…。一方、イナは実の子の演奏が聞き分けられなかった母に深い憤りを感じ…。
ハ教授の後継者の座を奪われた上に、ダミにも拒絶され、ジホへの恨みをさらに募らせるイナ。イナを不憫に思うヨンランは、弟のためにダミを諦めて欲しいとジホに告げ、ジホは自分につらく当たる母の態度に苦悩する。一方、ナムジュからマンセを殺したのはヨンランだと聞かされたウジンは、チェ弁護士が隠し持つ証拠を手に入れるため彼に近づく。そんな中、作曲コンクールの応募が迫り、何としてでも自分が優勝するためにイナは…。
イナから盗作の濡れ衣を着せられ、音楽界から追放の危機に陥るジホ。さらに会社の本部長としても、名画ピアノ再現の責務が彼を追い込む。その頃、作曲コンクールで大賞を受賞したイナはダミに、披露ステージで受賞曲を演奏すればジホを助けると提案。しかし、ダミはジホの潔白を信じて断るのだった。一方、ヨンランは理事会でジホを攻撃し、本部長の座をイナに譲るよう迫る。それに対してジホは名画ピアノを分解すると言い出し…。
分解した名画ピアノの組み立てに失敗し、ジホはヨンランから責任を追及される。一方、父の遺言により、名画ピアノに必要な木材を大量に手にしたイナは、ジホがピアノの中から謎の鍵を発見したことに気づき…。そんな中、ウジンはクムダン建設会長のエルビン・キムが所有する名画ピアノ製作日誌を取引材料に、プソングループとの契約を急ごうとする。だが、その裏にはジョンウクとウジンの企みがあり、それに便乗するチェ弁護士の狙いがあった…。
名画ピアノを完成させたイナは、ジホが持つプソングループの株を手に入れ、最大株主となる。そんな中、ヨンランはかつてジョンウクとの間に授かった我が子が生きていると知り、動揺する…。その頃、ダミの交際を懸念するウジンはジホに妹と別れてほしいと告げ、14年前の事件の真実を伝える。衝撃を受けたジホは、ヨンランにマンセの死の真相を問いただすが…。一方、ジホがヨンランの息子と知ったナムジュも、父の冤罪をダミに明かし…。
父マンセ殺害の目撃証言テープを聞いたジホから問いつめられても、シラを切り通すヨンラン。そればかりか、ジホと言い争っているところをイナに見られた彼女は、マンセを殺したのは実はダミの父親なのだとイナに告げる。一方、ヨンランとの因縁を知ったダミは悩み苦しんだ末、ジホとの別れを決心する。そんな中、ジョンウクはチェ弁護士からスピョの無念を晴らす決定的証拠を入手。それを持ってウジンはヨンランを呼び出すが…。
イナに突き倒され、意識不明で病院に運ばれたウジン。現場に駆けつけたジホは容疑者として警察に連行される。ダミの証言からヨンランとイナにも嫌疑がかかるが、ヨンランは完璧なアリバイを用意してジホを陥れる。一方、イナは、14年前の火災で自分を助けたのはスピョだったことを思い出し、罪の意識に駆られる。そして、父マンセの死に関わる真実をヨンランに問い詰め…。そんな中、ウジンは一命をとりとめ意識を取り戻すが…。
韓国を離れることを条件に、ヨンランが手を回して警察から釈放されたジホ。出発ロビーでヨンランと別れた後、出国せずに空港を後にするが、そこでジホは謎の男たちに拉致されてしまう。そして連れて行かれた倉庫に現れた人物は…。その頃、ヨンランはイナが大量の睡眠薬を飲んだという知らせを受け…。1年後、ジホの行方が分からぬまま、プソングループの社長に就任したイナとハ教授の娘ソユルとの婚約式が盛大に開かれるが…。
イナの婚約式に現れ、ヨンランをかばって暴漢に刺されたはずのジホ。だが、傷ひとつないジホの体を目にしたヨンランは、騙されたと怒りに震える。そして、孝行息子として世間の信頼を得たジホは、ダミと彼女の家族のために復讐を開始する。一方、ダミはジョンウクからプソンのライバル会社のグローリー楽器社長との面会を勧められ、思いがけずジホとの再会を果たすが…。そんな中、作曲コンクールで大賞を受賞したイナに盗作疑惑が浮上する。