無限の可能性を秘めながら、人生で最も多くの困難に立ち向かう“20歳”の男子たちの青春を、『サニー 永遠の仲間たち』の脚色を手がけた気鋭の監督イ・ビョンホンがコミカルかつユーモアたっぷりに描き出す。主演はアジアNo.1野獣アイドル“2PM”のジュノと、「相続者たち」『チング 永遠の絆』のキム・ウビン、「ミセン -未生-」で大ブレイクを果たしたカン・ハヌル。親友同士のように息の合った掛け合い、役者としてのセンスを試されるアドリブにも果敢に挑んだ3人は、奇しくも本当の“同学年”。今、最も旬の新進俳優たちが、若さとおバカ全開な20歳の若者を生き生きと演じている。韓国では公開されるや否や初週興行ランキング1位に輝き、わずか29日目にして300万人突破の快挙を成し遂げた。
ドンウは、絵を描くことだけが取り得の純情高校生。同じクラスの女子ソミンに淡い恋心を抱いていたが、ある日、女たらしのチホがソミンの胸を触ったことから大ゲンカに発展。そこへ優等生のギョンジェが止めに入り、ひょんなことから3人は“無二の親友”になる。テストの点に悩んだり、ドンウの父が事業に失敗したり、チホが女に殴られたり…様々な出来事を経て絆を深めた彼らは高校を卒業。トントン拍子に二十歳を迎え、ふと分岐点に立たされていることに気付くのだった。未成年から大人の男へ… 人生を半分に分けたら、その中間点は今?
そんな中始まった新生活。浪人生のドンウは、漫画家を目指してバイトを掛け持ちする日々。親のスネをかじり続けるチホは、駆け出しの新人女優ウネに出会う。名門大学に進学したギョンジェには、美しい先輩チンジュとの恋のチャンスが到来して…。恋と人生に淡い希望を抱きながらも、理想と現実のギャップに悶々とするお年頃、20歳。果たして、ドンウ、チホ、ギョンジェは自分の進むべき道を見つけることができるのか!?
ジュノ(2PM)
1990年1月25日生まれ。08年、2PMのメンバーとしてデビュー。野獣アイドルとして、日本でもオリコンチャート1位を獲得するなど、絶大な人気を誇る。アイドル活動の傍ら、『ホワイト』(11)に出演し、『監視者たち』(13)で本格的にスクリーンデビュー。チョン・ウソン、ソル・ギョングなどベテラン俳優と共演する中、新人俳優とは思えないほどの自然な演技で、共演者たちからも大絶賛を受ける。同年、JUNHO(From 2PM)として日本ソロデビュー。TOKYO MXのTV番組「JUNHO(From 2PM)のSAY YES 〜フレンドシップ〜」に日本初のレギュラー出演も果たした。次回作は、俳優イ・ビョンホン&チョン・ドヨン共演で話題の『侠女:刀の記憶(原題)』(15)。
キム・ウビン
1989年7月16日生まれ。09年、モデルとしてデビュー。11年「ホワイトクリスマス」でドラマデビュー。「ヴァンパイア☆アイドル」(11)「紳士の品格」「花ざかりの君たちへ」「ゆれながら咲く花」(12)など、多くの話題作に出演。13年には「相続者たち」でSBS演技大賞10大スター賞を受賞し、『チング 永遠の絆』で映画初主演を飾る。完璧なルックスと確かな演技力で人気を博し、第51回大鐘賞映画祭ハナ金融スター賞、第35回青龍映画賞人気スター賞を受賞した。14年『技術者たち』では映画出演2作目にして単独主演に抜擢。海外では「韓流新四天王」の一人として人気沸騰。その確固たる地位を築いた後も、常に謙虚な姿勢でチャレンジする姿を見せ、多数の広告モデルも務めている。
カン・ハヌル
1990年2月21日生まれ。06年、ミュージカルでデビューし、翌年「最強! うちのママ」でドラマデビュー。その後、「スリル・ミー」(09)など話題のミュージカルに次々と出演し、ファンからは“ミュージカル界のアイドル”と呼ばれるように。10年、『平壌城(原題)』でスクリーンデビューを果たす。その後も『きみはペット』(11)「花ざかりの君たちへ」(12)「モンスター 〜私だけのラブスター〜」「TWO WEEKS」「相続者たち」(13)に出演し、14年の「エンジェルアイズ」でSBS演技大賞ニュースター賞を受賞した。同年「ミセン-未生-」で完璧な男チャン・ベッキを演じ、一気にスターダムへ。以降の出演作は、『セシボン』『純粋の時代』『ドンジュ(原題)』(15)など。
チョン・ソミン
1989年3月16日生まれ。広告モデルとして活動後、10年「赤と黒」でデビュー。キム・ナムギルの相手役を演じ、注目を集める。同年、日本の人気コミックをドラマ化した「イタズラなKiss〜Playful Kiss」のヒロインに大抜擢された。そのかわいらしい魅力を遺憾無く発揮し、日本でも広く知られるようになる。12年「スタンバイ」でMBC放送芸能大賞コメディーシットコム部門女性新人賞を獲得。その後も「私たち結婚できるかな?」(12)「ビッグマン」(14)など人気作に出演を果たす。本作の後は、「D-Day(原題)」『アリス:ワンダーランドから来た少年(原題)』(15)の主演が決定している。
イ・ユビ
1990年11月22日生まれ。11年「ヴァンパイア☆アイドル」でデビュー。翌年「優しい男」でソン・ジュンギの妹役を演じ、KBS演技大賞女性新人演技賞、第49回百想芸術大賞テレビ部門女性新人演技賞、人気賞を受賞。さらに「九家(クガ)の書〜千年に一度の恋〜」(13)でAPAN STAR AWARDS女性新人賞、「ピノキオ」(14)ではSBS演技大賞ニュースター賞を受賞するなど、出演する作品ごとに高い評価を積み重ねてきた実力派女優。母は女優キョン・ミリ、妹は女優イ・ダインという女優一家の出身だが、その背景に負けない輝きを放ち、今後の活躍が期待されている。最新作は、イ・ジュンギとチャンミン(東方神起)との共演が話題となった「夜を歩く士(原題)」(15)。
ミン・ヒョリン
1986年2月5日生まれ。06年にモデルデビュー。翌年から歌手として活動を始め、中島美嘉のカバー曲「Stars」が話題となる。09年「トリプル」でドラマデビュー。11年、大ヒット映画『サニー 永遠の仲間たち』で主役の一人に抜擢される。その後も「ロマンスタウン」(11)『風と共に去りぬ!?』『ミリオネア・オン・ザ・ラン』(12)などの話題作に出演。映画女優としての地位を確立する一方で、BIGBANGのSOLや、本作でも共演したJUNHO(From 2PM)のMVに出演し、注目を集める。最新作「七転び八起き ク・ヘラ(原題)」(15)では、美しい顔立ちとスタイルだけでなく、歌唱力にダンスの才能、演技力まで兼ね備えた完璧な姿を披露している。
イ・ビョンホン(監督・脚本)
『過速スキャンダル』(08)『サニー 永遠の仲間たち』(11)の脚色を手がけ、人の心を捉える独特の言葉選びで“言葉の魔術師”の異名を持つ。09年、インディーズ監督作『匂いはする(原題)』でアシアナ国際短編映画祭最優秀国内作品賞、『元気を出して、ビョンホンさん(原題)』(13)でソウルインディペンデント映画祭観客賞を受賞。韓国映画界で一目置かれる才能を証明した。その後も『タチャ〜神の手〜』(14・脚色)『今日の恋愛』(15・脚本)などの話題作に参加し、15年、本作で商業映画監督デビューを果たした。同年7月より映画トーク番組「ムービーストーカー(原題)」にレギュラー出演している。