第57回

テスが銀行に残っている当時の書類を処分する裏工作を行うと考えたジワン。彼はその証拠を押さえてテスを追い詰めるつもりだったが、裏をかかれて失敗。逆に、テスから解雇を通告されただけでなく、名誉棄損で訴えると宣言されてしまう。一方その頃、ジワンを助けようと考えたヨンジュは、こっそりヒョンドに会って、テスが持っているジェチョルの手帳を取り戻してほしいと頼む。それがジワンにとって大事なものだと悟ったヒョンドは…。

第58回

手帳の記録から、テスが借名口座の全額を引き出した日は、父サンジュンの亡くなった日だったと知ったジワン。彼はテスの元を訪れ、父の死に責任があるのではないかと問い詰める。テスは否定するが、疑念が晴れないジワンは、借名口座の名義人を訪ねて回り、情報を集めようとする。その頃、何も知らないスギョンは、ジニやソニの態度が急に冷たくなったことが腑に落ちずにいた。そこで、自分から家に訪ねていくことにするが…。

第59回

ジワンはベストグローバルの株主総会に乗り込み、テフ産業の資産を奪ったテスを追及。ジェチョルも証人として現れ、ジワンを援護する。そんな中、ジニは訪ねてきたスギョンにテスの悪事をぶちまける。そして、ウンスとヒョンドを別れさせようとするが、ジワンはヒョンドをかばうのだった。一方その頃、ジェチョルは元上司と2人で果物の仲卸事業を行う商事会社を立ち上げることになる。そして、ジワンとヨンジュは彼の仕事を手伝い始める。

第60回

ジェチョルの商事会社が開業し、ジワンと家族もそのお祝いに駆けつける。ところが、テスの差し金でジワンが突然逮捕され、警察に連行されてしまう。そして、ジェチョルはテスから、ジワンに協力するのを止めなければ会社をつぶすと脅され、苦渋の決断を迫られる。その後、釈放されたジワンは、テスが自分たち家族に謝罪する気が全くないことを思い知らされ、裁判に訴える決心をする。だが、ヒョンドに少し時間をくれと頼まれ…。

第61回

追い詰められたテスはストレスで倒れて入院する。ヒョンドは父親を裏切ったとスギョンに非難され、病室からも追い出されてしまう。そんな中、弱ったテスの姿を見てあることを決意したヒョンド。彼は久々にウンスを誘ってデートに出かけるが…。一方その頃、告訴の準備を進めていたジワンは、ジェチョルがテスに脅迫されたところを録音したファイルが消えていることに気づく。それは裁判で決定的な証拠となるはずだったが…。

第62回

ウンスはヒョンドの気持ちを理解し、辛い気持ちを抱えながらも別れを受け入れる。そして、家族を守る決意を胸に両親の家に戻ったヒョンドは、テスに録音ファイルは自分が処分したと報告する。一方、重大な証拠を失ったジワンは、テスの横領を直接証言できるジョンエを捜し出そうとヨンファンに提案する。だが、その頃、ジョンエはウナを連れて海外に逃亡するつもりでいた。そして、彼女はソニの家から密かにウナを呼び出すが…。

第63回

テスの横領について記者会見を開くことにしたジワンは、そこでジョンエに証言してもらう準備を進める。一方、スギョンがすべてを知っていることに気づいたテスは、ソニの仕業と思い、彼女に怒りを爆発させる。そして、テスの策略によってヨンファンは逮捕され、記者会見は台無しに。さらに、テスはジョンエを脅し、次に証人を頼まれた場合は偽証しろと指示する。ジョンエはこのことを隠してソニの家で生活を続けることにする。

第64回

ジョンエが誕生日だと聞いたウンスは、プレゼントとして一緒にネイルサロンに行き、彼女の協力に礼を言う。一方、ソニへの復讐を企んでいたテスは、ジョンエに電話をしてウンスを連れてくるように指示する。そして、偶然を装ってウンスに声をかけ、2人きりで話をする場を設けたテス。彼はウンスに実の母親がジョンエである事実を告げ、家族を不幸にしたのはジョンエだと話す。予想もしなかったこの話に大きなショックを受けたウンスは…。

第65回

出生の秘密を知ったウンスが帰宅せず、気をもむソニ。ジョンエはテスと会って彼を責めるが、すべてはお前の責任だと居直られてしまう。その頃、テスが大統領企業家賞の有力候補に選ばれ、ソニと家族は憤慨し、ジワンはついにテスを告訴。そんな中、やっと心の整理をつけたウンスが帰宅し、家族は安堵する。一方、テスがウンスにしたことを知ったヒョンドは、怒ってテスに詰め寄る。それを見たスギョンはテスの潔白を信じようとするが…。

第66回

ジョンエがウンスをわざとテスに会わせたことがソニにばれそうになるが、ウンスはジョンエをかばって、偶然会ったと口裏を合わせる。一方、スギョンはテスに電話をかけ、今からウンスの家に行くと話す。慌てたテスは、自分がウンスに実母のことを話したと白状するが、あくまで謝罪を拒む。テスに失望したスギョンは、荷物をまとめて家を出ていく。そんな中、企業家賞の審査委員会が開かれることになり、ジワンはジョンエに証言を頼むが…。

第67回

審査委員会で証言してくれるはずのジョンエがウナを連れて姿を消す。その頃、ウナの父親を捜し出したテスは、自分の言う通りに証言しなければ、ウナを父親に引き渡すとジョンエを脅していた。そこで、ジョンエは審査委員会の会場に現れるが…。そんな中、ヒョンドがテスに協力してジョンエを脅迫したと知り、ショックを受けるウンス。そんな彼女にヒョンドは冷たい態度を取り続けるが、実は睡眠薬なしでは眠れないほど悩み始めていた。

第68回

ジワンの働きでジェチョルの会社が扱う果物が日本に輸出できることになり、一同は大喜び。ジワンと一緒にいたいヨンジュはジェチョルの手伝いに精を出し、ミンジャはそんな娘の恋を応援する。一方、テスは無事に企業家賞を受賞するが、イ本部長が秘密裏に赴任先のロシアから帰国し、ジワンに協力し始めたことを知って焦り始める。すると、それを知ったヒョンドが「ジワンさえ諦めればすべて解決する」と言って、自らある行動に出る。

第69回

ジワンはジェチョルの会社に行って迷惑をかけたことを詫びる。だが、ヒョンドはいっそう卑怯な手を使ってジワンを追い詰めるのだった。そんな息子の豹変ぶりを見て、さすがのテスも心配を隠せない。そんな中、ヒョンドが酒に酔って倒れ、病院に運ばれる。駆けつけたスギョンは、苦しむ息子のためにもソニの家族に謝罪すべきだと夫に訴えるが、テスは拒否。思い余ったスギョンはウンスに会って、ヒョンドを見舞ってほしいと頼むが…。

第70回

テフ産業時代の顧問弁護士に話を聞きに行ったジワンは、生前のサンジュンがテスに全財産を譲り、テフ産業の経営を任せようと考えていたことを知らされる。ジワンはその事実にショックを受けながらも、ありのままをテスに伝える。だが、テスはジワンが自分をおとし入れる為に嘘をついていると考え、信じようとしない。そんな中、イ本部長から情報を得た新聞記者がジワンに会いに来る。ジワンは記者にテスの横領に関する資料を渡すと約束する。

第71回

考え直したジワンは、テスの横領に関する資料を記者ではなくヒョンドに渡す。一方、テスはスギョンから届いていた離婚届に判を押して彼女に返すと、経済人協会の次期会長を受諾する記者会見に臨む。ところが、報道陣が見守る中、テスの口から出た言葉は、思いがけない罪の告白だった。驚いてテスの元に駆けつけるヒョンド。テレビでニュースを目にして複雑な思いに包まれるソニと家族。その後、サンジュンの墓の前でソニと会ったテスは…。

第72回

テスは自分が奪った財産を返すため、ベストグローバルの株をジワンに譲渡しようとする。だが、もともとサンジュンがテスに譲るつもりだった会社だからと言って、ジワンもソニもこれを固辞する。結局、テスは会長の座を退き、全財産を社会に還元すると発表したのだった。こうして、テスとの戦いを終えたジワン。そんな彼にヨンジュは思いの丈を告白する決心をする。それから1年、ジワンをめぐる人々が一堂に会す機会が訪れて…。