夜食に激辛麺を食べ、食卓で紙パック飲料を飲むインサン。ボムの実家で庶民的なライフスタイルに染まって帰ってきた息子を見て、ジョンホとヨニは眉をひそめる。そんな中、ジョンホは秘書のミン・ミン秘書が兄の汚名をそそぐために水面下で動いていることを知る。ミン秘書は弁護士のユ・シニョンと手を組み、ボムの叔父チョルシクまで抱き込んでいた。ボムの実家が及ぼす影響に危機感を抱いたジョンホは、作戦の変更を決意し…。
ジョンホはボムと実家の家族を引き離すため、新たな作戦を実行する。ハンソンのラウンジでVIP待遇を受けたヒョンシクは、ジョンホから起業をサポートすると提案されて舞い上がる。一方、ヨニはボムの実家を訪ね、ジネに住宅リフォームの費用を負担すると約束。さらに、アナウンサーを目指すヌリには衣装代やメイク用のプリペイドカードを準備する。ボムは複雑な心境を抱きながらも上流社会に適合し、権力の使い方を身につけていくが…。
ハン家による金銭的なサポートを快く受け入れたヒョンシクとヌリ。ボムはそんな2人を心配し、これまで事業に成功した経験のないヒョンシクには有能なアドバイザーをつけてほしいとジョンホに願い出る。一方、ヌリはハン家から贈られたプリペイドカードを使って就職に成功するが、服や靴を買い漁り、毎日タクシーで通勤するなど、贅沢な暮らしに溺れていく。ジョンホはミン秘書の背信をいったん水に流し、ヌリの監視を命じるが…。
ヌリのスキャンダルを耳にしたジョンホとヨニは、ボムを実家の家族が及ぼす悪影響から徹底的に守らなければならないと決意する。一方、ヒョンシクと酒を飲んだインサンはすっかり酔って帰宅。夜中に大声で歌って踊り、両親を呆れさせる。そんな中、ついにボムもヌリの噂を知り、姉が道を誤ったのは自分のせいだと考えて涙を流す。すでに広く世間に出回った噂を払拭するため、ボムはまず自分を見下しているイ秘書を完全に服従させ…。
財閥御曹司を振ったという新たな噂によって、一躍人気アナウンサーの仲間入りを果たしたヌリ。ヤン秘書はボムの次なる要望を察し、ヌリの恋人にふさわしい男性を探す。そんな中、ジネは自宅のリフォームを断り、ヒョンシクも起業を諦める。ジョンホとヨニは、たびたび好意を無にするボムの両親のことが理解できない。そんな中、ヨンラは娘ヒョンスの恋人になると期待していたジェフンがヌリと付き合い始めたことを知って憤慨し…。
ヨンラに誘惑されてすっかりその気になったジョンホは、キム秘書を置いて密会場所へ向かう。一方、インサンはハンソン代表としての父の姿を知り、思い悩んだ末、ボムと共に真相を追及しようと決意。2人は帰宅したジョンホにテサングループの解雇事件について訊ねる。ジョンホは悪びれもせず、ハンソンとの関係を説明するが…。そんな中、ミン秘書とヤン秘書はジョンホの様子がおかしいことに気づき、密かに周囲を探りはじめる。
連絡の取れなくなったヨンラに会うため、突然ジェウォンのクラブを訪れたジョンホ。その様子を見て、ついにヨニも夫の浮気心に気づく。秘書や執事も不穏な空気を察する中、ジョンホは上機嫌で入浴。ヨニは平常心を装うが、寝室で迫ってきたジョンホに思わず頭突きを食らわせてしまう。一方、ヨニの勧めで実家を訪れることになったボムとインサンは、チョルシクとミン秘書に会い、テサングループの職員解雇事件に関する情報を集める。
家族と使用人を全員外泊させ、復讐の準備を整えたヨニ。ジョンホは静まり返った家に戸惑いを見せるが、すぐに開き直り、大人げない態度でヨニを攻撃しはじめる。翌日、ヒョンスは母ヨンラに届いたジョンホからの携帯メールをインサンに突き付ける。2時間前に届いたというメールを見て、インサンは父への怒りと不信感を募らせる。そんな中、ハンソンの不正に関する資料を入手したインサンはボムの制止も聞かず、父を問いただすが…。
インサンとボムの会話を偶然耳にしたヨニは自尊心を深く傷つけられ、自室にこもって涙に暮れる。一方、ジョンホは父親に盾突いたインサンに憤慨し、背後にいる人物を探っていた。ついにインサンが動き出したことを知ったユ・シニョン弁護士は、テサングループの解雇事件に関心を持つジェフンを呼び出し…。そんな中、別居中だったヨンラの夫が離婚訴訟を起こす。ヨンラはジョンホに代理人を依頼するためにハンソンを訪れるが…。
ジョンホの体面と威信を保ち、家族をコントロールするため、ヨニは姑の時代の厳しい規則を復活させる。使用人たちは制服の着用を義務づけられ、インサン、ボム、イジ、そしてジニョンまでもが毎朝7時に身だしなみを整えてジョンホとヨニに挨拶をすることに。そのうえ10キロのダイエットを命じられたイジは不満を爆発させ、両親に反抗的な態度を取る。一方、ジェフンと手を組んだチョルシクは、ハンソンとの全面対決を決意し…。