第59回
チャドルと別れたジャンミはマンジョンに言われるまま選挙活動に協力していた。昼食会で酔いつぶれたジャンミは危ないところをイ会長に助けられるが、イ会長に抱き上げられたところをチャドルに目撃されたうえ写真に撮られてしまう。一方、ジェドンはセラとの仲を認めてもらおうとガンテを呼び出してセラへの愛を語る。ガンテもスリョンの件を出されると強く出ることができず、大人しく話を聞くうちに2人が気の毒に思えてきて…。
第60回
ジャンミとイ会長の熱愛報道は収まる気配がなく、これを好機と捉えたマンジョンは2人に結婚を勧める。イ会長の希望もあり婚約式を行うことが決まり大喜びのペク一家。ジャンミはチャドルに婚約の報告をしに行くが、チャドルがこの婚約を祝福したことに耐えられず取り乱してしまう。ようやくヨンファと和解できたシネはイ家で家政婦を続けることになるが、仕事中ヨンファに息子がおり、ヨングクには秘密にしていることを聞いてしまう。
第61回
シネがピルスンの家で家政婦をしていることを知ったバンシル。知り合いかと尋ねられるが恥ずかしくて親戚とは明かせず、慌てて家に戻るとグムジャに話して辞めさせるよう告げる。チャドルはシネの働き先に腹を立て迎えに行くが、ヨンファが末期がんと教えられ反対できなくなってしまう。ピルスンはチャドルを見て一つの策を思いつく。後日、探偵がヨンファの前にスンヒョンという名の青年を連れてきて、彼がヨンファの息子だと紹介する。
第62回
ペク家にイ会長の姉エマを招いて顔合わせが行われる。エマはずいぶん変わった人物で、バンシルやグムジャは彼女と家族になることに不安しかない。忙しい弟の代理として積極的に動いてくれるエマだが、ジャンミへの妙に鋭い発言の数々にマンジョンたちは慌てさせられる。一方、チャドルたちは念願の店舗開店の日を迎えていた。仲間や家族が近所へ挨拶に回るが、近くにマンジョンの選挙事務所があり、ジャンミとチョロンが再会してしまう。
第63回
ジャンミとイ会長の婚約発表のおかげでマンジョンの支持率は上昇し初日の街頭演説も大成功に終わる。さらにイ会長から婚約式用のドレスが届いたと報せを受けてマンジョンたちの喜びは増すばかり。しかし翌日、グムジャはドレスの値段に驚いて寝込んでしまう。一方、ヨンファはヨングクに息子の存在を明かし、ヨングクが答えを出すのを待っていた。妻の秘密に動揺したヨングクだが悩んだ末、自分の子供として受け入れることを決意する。
第64回
最近ネットではジャンミが出産し子供を捨てたというウワサが流れていた。マンジョンはジャンミがハワイに行っている間にウワサを消そうとするが、対立候補が妨害するせいでうまくいかない。党からも指摘を受けたマンジョンは記者を使ってジャンミが男に捨てられたという話を流す。さらにマンジョンも知らないところで、ジャンミの相手がチャドルで娘が共演したユジンだという情報まで流れてしまい、今度は2人が大変なことになってしまう。
第65回
状況は一転し窮地に陥ったチャドル。シネたちは事態を解決するためジャンミに会いに行くが、ジャンミは今ハワイにいた。マンジョンは先手を打って事務所に連絡し、ジャンミを帰国させないよう手配する。一方、ピルスンはヨンファの愛情を利用するスンヒョンに手を焼いていた。スンヒョンは裕福ではない人生を強調してはものをねだり、ヨンファもそれに応じる。今さら彼が偽息子とも言えず行き詰まったピルスンはバンシルに相談するが…。
第66回
チャドルとチョロンを守るため帰国したジャンミだが、スリョンたちの目の前でマンジョンに連れ去られてしまう。家に連れ戻されたジャンミは自室に軟禁されてしまい、シネたちに打つ手は無くなった。これで選挙を乗り切れると安心したマンジョンに昔、依頼されて赤ん坊を捨てたと言う男から連絡が入り…。一方、ガンホグループで働くことになったスンヒョンは会長の義理の息子に見合う待遇を期待していたが、案内されたのは倉庫だった。
第67回
イ会長は連絡が取れないジャンミを心配してペク家に行き、ジャンミの軟禁とその理由を知る。ウソを許せず去ったイ会長を引き留めるため、マンジョンはチルソングループに謝罪に行くが取りつく島もなく、追い払われる。その頃、チャドルの苦境に気付いたヨンファはシネを呼んで事情を聞き出すとヨングクに力を貸すよう頼む。ヨングクはチャドルのウワサの出どころがマンジョンだと突き止め、チャドルにそのことを伝えるが…。
第68回
チャドルを捜して店を訪れたジャンミ。店はひどい状態で、ヒョンギはついジャンミのことを責めてしまう。ヒョンギからあるニュースを見せられたジャンミはその後、2人の人物から父の非道を聞かされショックを受ける。その後、チャドルとチョロンを守るために、全てを失う覚悟で記者会見に向かうが…。一方、ジャンミを逃がして夫に殴られたグムジャは荷物をまとめて家を出る。バンシルはグムジャを説得するため後を追いかける。
第69回
ジャンミはイ会長に会見を止めるよう言われるが、ジャンミの心は既に決まっていた。記者会見で、子供を捨てたのは自分だと告白するジャンミ。その影響は大きく、イ会長との婚約は破棄され、マンジョンの支持率は急激に悪化。逆にチャドルは献身的な純愛を貫く青年だと世間から評価され、店にも客が戻り始めていた。事が解決して余裕ができたヨングクはスンヒョンの仕事ぶりを見に行くが、そこでスンヒョンが上司を脅す姿を見てしまう。
第70回
世間のジャンミとマンジョンへのバッシングは続き、ジャンミは人知れず姿を消してしまう。家族の電話にも出ないジャンミだったが、一度だけチョロンと話すために連絡をしてくる。一方、我が子の働く姿が見たいと会社に出向いたヨンファはスンヒョンが物流倉庫で働いていると知り、スンヒョンの職場を変えるようヨングクに訴える。ヨングクは物流倉庫で働かせる意味とスンヒョンを特別扱いしない理由を説明するが理解して貰えず…。
第71回
ジャンミを見つけたチャドルは彼女の「今は1人でいたい」という気持ちを尊重し、グムジャたちにはジャンミの無事だけを伝えることにする。デマが解決してからはチャドルのスニーカーの売れ行きは好調で、ヒョンギと2人で嬉しい悲鳴をあげていた。そんな時、チャドルはヨングクに呼び出され、ガンホのスニーカー部門の代表にならないかと誘われる。そのことを知ったヨンファはシネの息子だから特別扱いしていると疑い始め…。
第72回
区長選の開票も大詰めを迎え、マンジョンは運命の時を迎えていた。15票差でマンジョンの当選が報じられ、選挙事務所は勝利の興奮に包まれる。一方、ヨングクはスンヒョンをスニーカー部門の代表にと言い出した妻に驚く。チャドルにできることはスンヒョンにもできると主張するヨンファに経営者としての評価を伝えるが、ヨンファは納得しない。夫に腹を立てたまま会長室を出たヨンファはチャドルと鉢合わせしてしまい、冷たく当たってしまう。
第73回
ジャンミの居場所がマスコミにばれ宿泊先に記者が押し寄せる。偶然外出していて難を逃れたジャンミは逃走中に事故に遭う。病院のベッドに横たわるジャンミを見て、もう二度と1人にしないと誓うチャドル。ジャンミも、病院にかけつけたマンジョンを振り切りチャドルと共に生きていこうと決心。一方、イ家で働く最後の日、シネはヨングクと交わした挨拶が原因で再びヨンファに誤解されてしまう。罵るヨンファたちを見たヨングクは…。
第74回
チョロンの母親としてチャドルと3人で生きることを決心したジャンミはシネの猛反対にあい、庇ったチャドルもろとも追い出されてしまう。その頃、ジャンミを勘当しグムジャにも二度と会うなと命令したマンジョンは区長として働きはじめ、その元には業者からの付け届けが再開されていた。一方、ヨンファは夫との関係を問い詰めようとシネに会いに行き、そこでチャドルが見覚えのある長命縷(ちょうめいる)を持っているのを見て疑問を抱く。
第75回
スンヒョンがピルスンの雇った偽者だと知ったヨンファは激しく怒り、ショックを受ける。もう息子を捜さないというヨンファに代わり、ヨングクは自分が息子を捜そうと新聞に人捜しの広告を載せる。息子を諦めようとするヨンファだが、一度だけ見たチャドルの長命縷(ちょうめいる)が頭から離れずにいた。そんな時、バンシルからチャドルが養子だと聞く。ヨンファはチャドルと遺伝子検査室で会ったことを思い出して確信に近い思いを抱くが…。
第76回
ヨングクとピルスンは胎名を言い当てた人物と会う約束をするが、待っていたのはシネだった。ヨングクたちは急いでヨンファとチャドルのDNA検査を行い、2人は実の母子と証明される。その頃、ヨンファもまた1人で真実にたどりついていた。目の前の我が子に気付けなかったことに茫然としながら、ヨンファの足はチャドルの住む家へと向かう。ヨンファが実の母だったことにショックを受けたチャドルは「シネの息子として生きる」と宣言し…。
第77回
自分の気持ちを受け入れたチャドルはヨンファの息子としてイ家に挨拶に行き、イ家の家族から温かく迎え入れられる。チャドルの出生を知ったマンジョンは、ガンホとの繋がりを持つべく、その事実を知っていることを隠し、ジャンミにチャドルとの仲を許すと告げる。そんな中、ある企業の贈賄が明らかになり公務員への調査が始まると報じられる。速やかに金庫の中身を隠した翌日、地検が家に現れマンジョンは収賄容疑で連行されてしまう。
第78回
チャドルを利用してガンホの力を動かし罪を逃れようとしたマンジョン。だが、冷たくあしらわれ、娘との仲を許した意味が無いと言い捨てる。家に戻るが家は捜査の最中で、自分を守ろうとして倒れた母を気にしながらも逃げ出すしかなかった。目覚めたバンシルは恐ろしい剣幕でグムジャに迫り家から追い出すと、1人でマンジョンを捜しに行く。一方、スリョンは実家の窮状を知らせようとガンテを捜して、夫が倉庫で働いていることを知り…。
第79回
母を連れて逃亡を続けるマンジョンだったが、目の前でバンシルが車にぶつかり亡くなってしまう。失意のマンジョンは葬儀で別れの挨拶を済ませると、家族を振り返ることなく連行されていく。時は流れ、チャドルの新店舗開店日。イ家とパク家揃って祝う中、ヨンファの容体が悪化してしまう。息子の邪魔をしたくないとその場を耐え忍ぎ入院したヨンファ。妻のために何ができるか考えたヨングクは、シネにあることを申し出るが…。
第80回
ヨンファの見舞いに訪れたチャドルは微笑む姿を見て母に残された時間が少ないことを実感する。チャドルは戸籍をイ家に移し、その証明用紙を目にしたヨンファはヨングクやシネに感謝する。チャドルが正式にヨンファの息子になった日、スリョンの妊娠が判明し、ガンテのもとには投資者が現れたと連絡が入る。全てが順調かに思えたが、深夜に届いた報せにチャドルは…。さらに時は過ぎ、チャドルとジャンミはついに結婚式を迎える。